オポジットベットはカジノでは禁止!犯罪と疑われることも | WIKICASI

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カジノの賭け方としてNGと言われている「オポジットベット」をご存知ですか?オポジットベットとは利益もなければ、損もない賭け方です。しかし、オポジットベットは、通常のカジノ・オンラインカジノでも基本的に禁止になっています。今回は、そんなカジノでNGと言われるオポジットベットについて紹介していきます。

オポジットベット(Opposite Bet)とは

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、「オポジットベット」とは、両張りとも言われる賭け方で、対極的なベットを行うことです。けれども、カジノにおける基本的な考え方は、「勝つために賭けること」がほとんどですよね。

当たるか外れるか。そんなスリルを味わいながら、目の前のゲームに一気一憂するのが、カジノの醍醐味でもあります。

少額で賭けたのが、まさかの大金になることも少なくないでしょう。そんな夢が溢れるカジノですが、もしカジノにおいて、「勝つことを考えない」としたら一体どうなるのでしょうか?カジノをしていて、誰がなんのために、そんなことをするのか。実際に例を出して、ご紹介させていただきます。

引き分けを狙う賭け方に意味はあるのか

ルーレットを例に出すのであれば、「どの数字に賭けようかな」とみなさん悩みますよね。ルーレットであれば配当は低くても、勝てる確率が高い「赤・黒」などの色で賭けたり「偶数・奇数」で分けたりすることも可能です。だけど、もし「両方」に賭けたらどうなるか考えたことはあるでしょうか?

当然、オポジットベットで両方に賭ければ、勝ちも負けもつきません。つまり、オポジットベットとは「利益を狙わなければ、損する確率も低い賭け方」になります。わかりやすく言い表すと「引き分け」を狙う賭け方です。

ルーレット以外でも、バカラで「プレイヤー・バンカー両方に賭ける」こともできます。その際にも「オポジットベット」と呼ばれます。ですが、一体誰がこんな、得をしない賭け方をするのか気になりますよね?

オポジットベットはどんな時に使われる?

次にオポジットベットの特徴と合わせて、どんな時にオポジットベットを行うのかを解説していきます。

オポジットベットが「利益も損も出ない賭け方」というのは、皆さん理解できたかたもしれませんが、気になるのは「なぜそんな賭け方があるのか」です。勝てないカジノゲームなんて、誰だってやりたくないはず。では、オポジットベットを行う人はどんな人たちなのか。

犯罪に使われる

それはマネーロンダリング(※)を目的とする犯罪組織です。

マネーロンダリングをするのは主に犯罪組織がほとんどです。特に海外の犯罪組織では日常茶飯事で行われており、麻薬取引などのお金が主にマネーロンダリングと元のお金として使われていることが多いです。

日本ですと、振り込め詐欺や半グレ集団などのお金が暴力団へと流れていたりする時にも使われます。それだけのお金を普通にマネーロンダリングするのは中々難しいのが実情。そして、カジノもマネーロンダリングの場として不正に悪用されてしまうケースもあります。

実際にマカオのカジノでは、マネーロンダリングが多発しています。オポジットベットを実際のカジノでしている人がいれば、まず間違いなく怪しまれます。

しかし、特に周りから何も注意がなければ、そのプレイヤーとカジノの運営側が繋がっている可能性が高く、カジノゲームで使われたお金もどこからか不正に入手したお金である可能性が非常に高いです。

日本でも、カジノ法案が検討されていますが、暴力団や反社会勢力組織の排除を完全に行わない限り、海外カジノと同様にマネーロンダリングの場所として利用されてしまう可能性が非常に高いので現在でも慎重に協議が重ねられています。

そのため、オポジットベットをしているプレイヤーは自然に「何か不正をしているかもしれない」という疑惑をかけられてしまいます。

たとえ、大勝ちをしていなくても運営からすれば、面白くはありません。カジノ側も秩序を保つために、遊び半分でオポジットベットをするプレイヤーがいれば最悪の場合、出入り禁止とする恐れもあるので注意してください。

(※)マネーロンダリングとは、主に犯罪関係で得たお金を隠すためにおこなうことを言います。別名「資金洗浄」とも呼ばれており、麻薬や脱税、反社会勢力が得た怪しいお金などを、あらゆる手段で送金したり銀行口座に振り込んだりしてお金の出所をわからなくさせているのです。

オンラインカジノでオポジットベットが禁止される理由

オンラインカジノでも、通常のカジノと同様にオポジットベットは禁止とされています。その理由として、多くのオンラインカジノでは、ボーナスを設けているからと言えるでしょう。

オンラインカジノの多くは、プレイヤーに楽しんでもらうために「入金したら3000円ボーナスプレゼント」や「◯回賭けたらボーナス発生!」といった特典があります。しかし、オポジットベットができてしまえば、勝ち負けはつきませんが、結果的に「ボーナス分の金額」だけを引き出されてしまう可能性があります。運営元にとっても、それだけは避けたいところでしょう。

万が一、オンラインカジノの規約を破ってまでオポジットベットをしてしまうと、プレイすることが不可能になるほか、出金ができなくなってしまうなどのデメリットがあるので、くれぐれも注意が必要です。

あくまで、ルールを守って楽しくプレイしてください。

オポジットベットでも勝率が低いゲームもある

「勝ちも負けもない」と言われているオポジットベットですが、一つだけ負けがありえるゲームがあります。それが、「ルーレット」です。

主には、アウトサイドベットと呼ばれる「赤・黒」「偶数・奇数」「1〜18・19〜36」で賭ける方法です。ルーレットのオポジットベットとは、いずれかに賭ける方法ですが、ほとんどのゲームが2パターンなのに対し、ルーレットでは、0を含めた3パターンの賭け方があります。

ですので、ルーレットでは「0」が出てしまえば負ける可能性も十分にありえるのです。一般的には、ルーレットでオポジットベットを行った場合の勝率は48.6%です。カジノゲームの中で唯一リスクがあるゲームになります。

これだけを見れば「ルーレットでオポジットベットをする意味はあるの?」と思いがち。けれども、そんな負ける確率がわずかにあるとしても、オポジットベットをする意味は「空ゲームをさせること」なのです。

ルーレットやバカラでは、ゲームの進行状況を見て「いつ、どのタイミングで賭けようか」と考えます。ゲームの進行をさせるために、不利な状況になりづらいオポジットベットを利用するのです。

ただし、先ほども伝えたように、オポジットベットを行なってしまうと獲得した賞金を没収されてしまうだけでなく、二度とゲーム自体がプレイできなくなってしまう可能性があります。試すことに対してのリスクが高すぎるので、決しておすすめはできません。

まとめ:オポジットベットはやるべきではない

オポジットベットについて解説してきましたが、これから初めてカジノをプレイする方には特に注意してほしいです。悪気がなくても、興味本位からやりがちなので、たった一回のミスでカジノができなくなってしまうのは非常に悲しいです。

リスクはありませんが、賭け数や賭け金額をただ消化していくだけでは、不正を疑われても仕方がないでしょう。

基本的には、通常のカジノでもオンラインカジノでもオポジットベットは禁止なので、これから初めてカジノをプレイする人は是非この記事を見て気をつけてみてください。

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