シャッフルマシンとはカードを自動でシャッフルする機械です。シャッフルマシンを使用することでシャッフル時間の短縮になりディーラーの手間もなくなります。でも、シャッフルマシンの本当の目的はブラックジャックの攻略法でもあるカウンティングをさせないことです。カジノ泣かせといわれたカウンティングは完全になくなるのでしょうか…?
目次
シャッフルマシンとは?
シャッフルマシン(Shuffle Machine)とは、自動でカードをシャッフルする機械のことです。シャッフルマシンは、ほとんどのカジノのカードゲームで使用されています。
シャッフルマシンには、シューと一体型、テーブルと一体型などいくつかのタイプがあり、テキサスホールデムポーカーでは、テーブル一体型のシャッフルマシンが使用され、ブラックジャックでは、シューと一体型のシャッフルマシンが使用されていることが多いようです。
シャッフルマシンの役割
シャッフルマシンを使うことで多くのメリットがあります。
シャッフルマシンのメリット
- シャッフル時間が短くなったので、その分ゲームのプレー回数が増加した
- ゲームのプレー数が増加することで賭け金も増え、カジノ側の利益も増える
- カジノディーラーの手間が無くなる
- カードシャッフルのイカサマ防止になる
- カードカウンティング対策になる
シャッフルマシンはディーラーを補助する役割をしつつ、結果的にカジノ側の利益を上げるのに役立っています。
シャッフルマシンの使い方と目的
シャッフルマシンを使うメインの目的は、ポーカーとブラックジャックでは少々違います。
ポーカーの場合
ポーカーゲームの場合は、時間の短縮が目的です。ポーカーゲームで使用するカードは1セットですので、カードを2セット用意し交互に使用します。
1ゲーム終了後、次のゲーム中に前回のカード1セットをシャッフルし、そのゲームが終わればシャッフルしていたカードで次のゲームをする…、というふうにゲームごとに交互にシャッフルすることで時間が短縮されます。
ブラックジャックの場合
ブラックジャックの場合は、ブラックジャックの攻略法とされる「カードカウンティング」というものをさせないのが一番の目的です。「カードカウンティング」は、出たカードを全て記憶し、これから出るカード(シューの中のカード)を予測してゲームを有利に運ぶための手法です。
ブラックジャックのシャッフルマシンは、「エンドレスシャッフルマシン」と呼ばれ、「エンドレス」の名前の通りシャッフルし続けます。
シャッフルマシンの中に6セット~8セットのカードを入れ、1ゲーム終わるごとに、配ったカードをシャッフルマシンに戻して中のカードと混ぜます。その結果、次のゲームで同じカードが使われる確立は非常に低くなります。
シャッフルマシンがあるとカードカウンティングは不可能
カードカウンティングはブラックジャックの攻略法のひとつです。配られたカードを記憶してまだ出ていないカード(シューの中のカード)を予測する手法で、シューボックスでは有効でしたが、シャッフルマシンを使用している場合、ゲームが終了するごとに配られたカードはシャッフルマシンに戻されますのでカードカウンティングは不可能だといわれています。
せっかく記憶してもシャッフルされることで予測できなくなりますので、カードカウンティングの攻略法は使えなくなります。カウンティングをしていたプレイヤーにとってはシャッフルマシンに完敗ですね。