カジノチップはお金と同じ!交換方法と種類や価格まとめ | WIKICASI

ゲームの種類と遊び方

みなさんは、カジノで遊んだ経験はありますか? 海外に行けば、いつかはカジノを訪れる機会があることでしょう。しかし、カジノの知識がせいぜい映画やドラマくらいのものしかないため、つい尻込みしてしまう方もいるかもしれません。そこで今回は、みなさんに「カジノチップ」について説明していきたいと思います。この記事で、カジノチップと現金の関係について理解が深まっていただければ幸いです。

カジノチップとは

カジノチップ積み

カジノチップはどんなときに使うの?

みなさんも映画やドラマなどでよく目にしたことはあると思いますが、「カジノチップ」は、たとえばポーカーやルーレットなどのゲームをする際に用いる道具です。もちろん現金で支払うゲームもありますが、特定のゲームはたいていの場合、「カジノチップ」を用いて参加するのが必須です。ようするに、「カジノチップ」は、カジノの「ディーラー」と呼ばれるゲームマスター(ゲームを仕切る人)がいるゲームで使われる道具なのです。

カジノチップは何のためにあるの?

では、この「カジノチップ」はいったいなんのために存在するのでしょうか? 色とりどりのチップはたしかに見た目はお洒落ですが、玩具にも見えますよね。ところが「カジノチップ」は、ちゃんと「現金」として扱われる立派な“金券”の一種なのです。カジノはお金を賭けて楽しむ遊び場なので、「カジノチップ」を使うゲームも、当然のようにお金を賭ける必要があります。その際は、現金を使うかわりに「カジノチップ」に代用するわけです。

おそらく、「わざわざカジノチップを用いる必要はないのでは?」と疑問を持つ方もいることでしょう。そこにはいくつか理由があります。

まずひとつは、人間の心理として、現金をそのまま賭けに使うことに抵抗を抱きやすいということです。せっかくカジノに遊びに来てゲームを楽しむぞと意気込んでいたのに、いざ自分の財布入れにある現金をみると、「あんまり使わないようにしよう……」と尻込みしてしまうこともおそらくあるでしょう。そうなってくると、カジノ運営側にとっては、あまり嬉しくはありませんよね。来たからには、目一杯ゲームに興じてほしいと思っています。

だから、財布の現金を「カジノチップ」に変えることで、「これは遊びである」という感覚を強めてもらおうとしているのです。もちろん、後ほど「カジノチップ」は換金することができるわけですから、見た目は玩具のようにみえても、「カジノチップ」も実質的に現金と同じです。しかし、ゲームで使う際には、やはり「カジノチップ」のほうがうしろめたさを軽減する心理的な効果が見込めるわけです。

そして、「カジノチップ」を使うもうひとつの理由は、ゲームを仕切るディーラーが、チップの勘定や計算をしやすくなるという合理的な考えがあります。ディーラーは、複数の客を相手にゲームを進行させていかねばなりません。その際、もしもゲーム参加者がみないっせいに現金をやり取りするとなれば、賭け金の状況把握や計算が、非常にわずらわしくなってしまいますよね。なにしろ、現金は「お札」なわけですから、いちいち手に取って数えなくては、正確に金額を知ることはできません。そんなことをいちいちやっていたら、ゲームのテンポが悪くなってしまいますし、数え間違いなどのトラブルも生じてしまうでしょう。

一方で「カジノチップ」は、金額別にチップの種類を色分けしていますし、チップを積んで、その高さでいくら賭け金として拠出されているのかをパッと見ただけで瞬時に判断することができます。これは、ディーラーにとっては非常にありがたいシステムなのです。おかげで、ゲーム進行をスムーズに運べるというわけです。

実は、さらにもうひとつ理由があります。それはおおむね、防犯上の理由です。ゲームをする際にいちいち現金を出し入れしていると、やはり金銭的なトラブルなどが起こりやすいことが予想されます。なにしろゲーム場で本物の現金が飛び交うわけですから、魔が差して他人のお金を盗んでしまう人もいるかもしれませんよね。また、「あいつが俺の金を盗った」だの「盗っていない」だのというトラブルも起こりうるでしょう。むやみやたらにゲーム場で現金を出し入れするよりも、カジノチップでやりとりさせたほうが、余計なトラブルを回避することができる――カジノ側は、そのように考えてカジノチップ方式を採用しているのです。これは、昔ながらの知恵なのです。

カジノチップの交換レートはどれくらい?

さて、ここで気になるのは、「カジノチップ」の交換レートです。交換レートとはつまり、「カジノチップ1枚あたりいくらなのか」ということですね。例えばの話、1000円を出して購入したチップ1枚が、換金の際には900円にしかならないとなれば、現金とカジノチップの交換レートは、「0.9」ということになります。なんだかチョッピリ損した気持ちになりますよね。

しかしご安心ください。カジノチップは基本的に「等価」となっています。「等価」とはつまり、「1000円分のカジノチップは換金の際にも1000円として返ってくる」ということです。それにくわえ、カジノチップを換金せずに持ち帰っても、換金は可能となっています。もちろん、他のカジノでは換金はできませんが、カジノチップを購入した同じ店であれば、持ち帰りもOKです。

パチンコ店では、ゲームで使うパチンコ玉を「貸し出す」という名目で客がお金を支払うことになっています。だから基本的に、「等価」ではないんです。ところがカジノの場合は違います。「カジノチップ」はあくまでも「現金と等価」です。先程も説明したように、「現金で遊ぶよりもカジノチップのほうがゲームを楽しみやすい」とか「ディーラーがゲームを進行しやすい」という理由があるから、便宜上「カジノチップ」で現金の“建て替え”をしているだけなのです。だから最終的には、等価のまま客に現金を渡す義務がカジノ側にあります。

カジノチップの交換方法

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現金をチップに交換する方法

両替所

当たり前といえば当たり前ですが、カジノには必ず両替所があります。「現地通貨への両替」はもちろんのこと、「現金→チップ」、「チップ→現金」への交換もこの両替所で行うことができます。

テーブル

小規模なお金をカジノチップと交換するときは、わざわざ換金所に出向かなくても大丈夫です。小金程度の現金なら、ふつうはゲームのテーブル上でディーラーとカジノチップをやりとりするのが通例です。ただし手渡しではなく、テーブルの上にお金を置きましょう。不正やトラブルを防止するためです。テーブルの上に現金を置いておけば、ディーラーと責任者がカジノチップの交換が公正に行われたことを証明してくれます。

チップを現金に交換する方法

ゲームを一通り堪能して満足したのなら、いよいよカジノチップの換金です。カジノチップを現金にするときは、「カジノキャッシャー」という換金所に行きましょう。「カジノキャッシャー」とは、文字通り「清算」を意味するわけですね。

カジノチップの色と金額

いろいろなカジノチップ

先述した通り、カジノチップには、額に応じて種類分けされています。色の分け方にはカジノによって多少とも異なりますが、本記事では、カジノの聖地のひとつ「ラスベガス」を参考に紹介していきたいと思います。

  • 1ドル:ブルーチップ、ホワイトチップ、グレーチップなど
  • 5ドル:レッドチップ
  • 25ドル:グリーンチップ
  • 100ドル:ブラックチップ
  • 500ドル:パープルチップ、ピンクチップ
  • 1,000ドル:イエローチップ
  • 5,000ドル:ブラウンチップなど
  • 25,000ドル:オレンジチップ

カジノチップの種類

モンテカルロチップ

カジノチップの種類はいくつかあり、一般的に有名なものが5つほど存在します。これらは、専門店などで個人的に入手可能なので、コレクターにも愛好されています。もしご興味があれば、購入をオススメします。

フォースポット

カジノチップといえばまずはこれ。「フォースポット(FOUR SPOT)」は長らくカジノで愛されてきた本場のカジノチップを模した造形となっています。専用のショップで入手可能です。

モンテカルロ

戦前から社交界として有名だった「モンテカルロ」の地は、たびたび古い映画などで登場するカジノです。その名を冠したカジノチップ「モンテカルロ」は、世界で最も人気のあるチップと言われています。

モンテカルロ・コインインレイ

「モンテカルロ」よりも人気は劣りますが、わが国で使用頻度の高いカジノチップは「モンテカルロ・コインインレイ」です。「テッパンチップ」と言われることもあり、中央部にはメダルが埋め込まれています。他のカジノチップとは違い、独特の重厚感があるため、現在でもなお、根強いファンがいます。

クアトロ・アッシー

かなり低コストでつくられたカジノチップです。中国産ということもあり、アジア圏にも数多く流通していると言われています。素材は本場カジノチップ(フォースポットやモンテカルロなど)と同じ「クレイ素材」を使用しており、実際はそこまで安っぽさを感じないのも魅力のひとつです。

セブン・ツー・セブンプロ(727Pro)

セラミック製のカジノチップで、細部の意匠が高級感を演出してくれています。他のカジノチップとくらべて重量もあり、手に取ればその違いがハッキリとわかります。コレクション性の高い一品。もちろんこれも専門店で入手可能です。

カジノチップの役割

テーブル上のカジノチップ

ここで、これまで説明したカジノチップの意義と役割について整理していきましょう。

防犯上の理由

現金とは違い、カジノチップは盗難や偽造などのリスクを抑えることが出来ます。カジノチップには、認証IDやICチップが組み込まれているため、一瞬で偽造が判別できる仕組みになっています。しかし現金だけでやり取りすると、偽札かどうかを判別するのに時間がかかるだけでなく、誰のお金なのかを認識できなくなってしまうリスクもあります。だからこそ、カジノチップがそうした防犯に役立つというわけなのです。

円滑なゲーム進行のため

ディーラーは、ゲームをスムーズに進行させる大事な役割があります。しかし、現金のみのやり取りは、ゲームのテンポを著しく妨げてしまいます。カジノチップは、そうした弊害を解消する機能を持っています。

金銭感覚をマヒさせるため

直接的に現金を賭けに使うと、どうしても尻込みしたり、現実を見ようとしてしまいます。それではせっかくのカジノを楽しめませんよね。運営側は、できるだけゲームに興じてもらうために、賭け金をカジノチップに変えることで、ゲーム感覚を味わってほしいと考えています。

カジノチップをお土産にする時の注意点!

ゲームに興じる人々

さて、いかがでしょうか。映画やドラマでしかカジノチップを見たことがない方でも、この記事でかなり理解が深まったと思います。いつか海外に行って「いちどはカジノをやってみたい」と思っているなら、ぜひ遊んでみてください。非現実感があって、きっといい思い出になることでしょう。ただし、ご注意ください。カジノチップはお土産にすることもできますが、1万ドルを超える高額チップについては、税関で止められてしまう恐れがあります。その点にはくれぐれも留意してくださいね。

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