ギャンブルにハマる心理学!やめられない理由や研究結果、色との関係 | WIKICASI

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ギャンブルにハマる心理的欲求と色との関係について皆さんはご存知ですか?ギャンブルにハマるワクワク感は、心理学的に基づいた証明から実際に「なぜハマるようになっているか」が証明されています。この記事では、ギャンブルにハマる心理学についてご紹介していきましょう。

ギャンブルにハマる心理学

ギャンブルにハマってしまう要因は様々にあります。その中でも「ギャンブルにハマる」といえば、パチンコやスロットを想像する人も多くいるでしょう。ギャンブルにハマってしまえば、みるみるお金はなくなっていき、挙句の果てには消費者金融などでお金を借りて自己破産なんて運命が待ち受けているかもしれません。

それだけ、ギャンブルは人の人生を変えてしまい、破滅の道が用意されているなんてこともあります。

そんなギャンブルですが、下手をすれば依存症になってしまうでしょう。

最大の原因と言われているのは「勝ち負けがわからないハラハラする環境」です。

心理学者スキナーの実験

勝ち負けがわからない状態でのスリルとドキドキ感は、普段の生活でなかなか味わえないもの。そして、これを実際に証明した心理学者のスキナーの実験が話題を呼びました。

スキナーが行った実験は、以下の内容です。

たまにエサが出るレバーをネズミに与える実験

はじめにレバーを押してエサが出る装置の中にネズミを入れます。エサが食べたいネズミは、レバーを押すことを覚えて何回もレバーを押すようになります。そして、途中からレバーを押してもエサが出ない仕組みに変更しました。すると、さっきまであんなに喜んで押していたレバーを全く押さなくなってしまったのです。

その次に、レバーを押してエサが出るのかをランダムに設定することにしました。すると、ネズミは再びレバーを押し始めたのです。

これが、ギャンブルの仕組みでも全く同じことが当てはまります。レバーを押してエサが出るか出ないか、ランダムに出る仕組みのことを「部分強化」と呼びます。

部分強化とは

部分強化をわかりやすく紹介すると、10回チャレンジしたら3回当たるような現象で喜ぶことを言います。人間が不思議なのは、毎回の当たりよりも、たまに出る当たりの方が喜びは大きくなるのです。

ギャンブルでも、毎回当てることは難しいですが、何回かチャレンジしていればそのうち当たる「部分強化」を皆さん狙っているのです。

そして、一度得た喜びを再び体験したい…。そんな気持ちが何度もチャレンジさせる、ギャンブル依存の仕組みと繋がってくるわけです。

連続強化とは

一方、部分強化に対し、毎回当たる仕組みのことは「連続強化」と呼びます。連続強化は毎回当たるので、部分強化との関係性は「アメとムチ」のようなものと言えるでしょう。

人を動かす心理的には、一見「連続強化の方が人は動きやすくて良いのでは?」と思う人もいるでしょう。しかし、連続強化はある一定の行動に対し、それに見合えば報酬を渡すという仕組みですが、逆に渡さなかった時は、今まで一定以上のパフォーマンスを見せてくれていたのにそれすらもままならなくなってしまうことが懸念されます。

部分強化であれば一定の行動を取ったとしても、確実に報酬が手に入るわけではないので、そのことを加味して何回でもチャレンジしつづけます。そのため、部分強化をさせた方が人間はより継続的に行動するというのが心理学的にも証明されているのです。

さらには、連続強化と同じ報酬を与えていたとしても、部分強化で与える報酬の方が何倍にも魅力的に見えるような心理状況を作り出すことも可能なわけです。これがカジノなどのギャンブルにも応用されています。

ギャンブルと赤色の心理学

皆さんは、パチンコ・スロット店・カジノに行ったことはありますか?

行ったことがある人なら気付く方もいるかもしれませんが、ギャンブルができるお店では、どこも決まって「赤色」を基調としたデザインに統一していることを皆さんお気づきでしょうか。実は、ギャンブルができるお店で赤色が使われているのにも理由があるのです。

赤色は興奮状態を煽る

赤色というのは、本来人の興味・監視を引く色だと言われています。例えば、車の「止まれ」の標識や、危険や注意を促すことは赤色の文字で表現する人も多いはずです。

さらには、赤色を見ることで、心理的に興奮状態に陥りやすく、ギャンブルをしている最中は、よりその興奮状態に拍車がかかると言われています。お店側も、少しでも客の興奮状態を煽ることができたらと思い、内装や店内のカーペッドに赤色を使用しているわけです。

他にも、赤色には「時間経過を早くさせる」という心理効果もあります。赤色がある空間は緊張やドキドキ感を味わうこともできますが、満足感や安心感を感じることもできます。
その証拠に、大手ハンバーガーチェーン店のマクドナルドや、カーネルサンダースの人形でおなじみのケンタッキーフライドチキンなどは、お店のデザインを赤色モチーフにして作られています。

ギャンブルの興奮欲求を抑える方法

では、ギャンブルに行く時に少しでも興奮欲求を抑えるには、どうすれば良いのか。それは、「いかに赤色との距離をおくか」です。

待ち合わせはお店から離れて

例えば、あなたがこれからパチンコやスロットに行くのでお店の前で待ち合わせをすることにしたとします。これはNGです。たとえギャンブルをすることが決まっていたとしても、できるだけ駅やお店からは離れた位置での待ち合わせがおすすめです。赤色が用いられているお店の看板などは、先ほども説明したように人々の興奮欲求を煽ることがあります。

万が一、遅刻などをすれば普段怒らない人でも、心理的状況から少しの遅刻でも怒ったり、「早くギャンブルがやりたい」という精神状況から、いつもより多くのお金を投資したりするなんてことも。

赤色の服もNG

また、ギャンブル店に行く時は、赤色の服や赤色をモチーフにしてある服を着ていくのにも注意が必要です。

赤色の服というのは、「勝利や戦い」をイメージしていると言われており、そう考えて見ると「ゲン担ぎをしているみたいで良いじゃないか!」と思いがちですが、ギャンブルをする際には、闘争心や勝利への執着心よりも「冷静さ」が最も大事です。

スポーツチームで赤色のユニフォームを着ているチームには、そうした勝利の興奮を高めるための意味合いがありますが、ギャンブルの世界では注意が必要。知らず知らずのうちに、自分の心理的興奮を煽り、「次は絶対に勝つ」とギャンブルの泥沼にハマってしまう恐れがあるので注意してください。

ギャンブルと赤色は心理的側面から見ても、切っても切れない関係があるのはわかったと思います。

そんな赤色ですが、私生活においては役立つことはたくさんあります。性的興奮を高めたり、寒い時には熱を感じさせたりするなんてことも。赤色自体は、本来「勇気や希望、自信を与えてくれる色」ですから、ギャンブルではなく他の勝負事に使う色としては、とっても良い色なのです。

ギャンブルには多くの心理学的要素が詰め込まれている

ギャンブルにハマる心理学や色との関係について紹介してきました。

ギャンブルは、はまればはまるほど心も体もすり減っていき、最終的には最悪の結末があなたを待ち受けているかもしれません。たまの息抜きや、娯楽程度に遊ぶのであれば問題はないですが、ハマりすぎには要注意です。

ギャンブルにハマりすぎる人や、ギャンブルと心理学の関係について知りたい人はぜひ、この記事を参考にしてみてください。

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