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ダランベール法の特徴とは?
ダランベール法は、マーチンゲール法のように負けたらベット額を増やし、勝ったらベット額を減らす攻略法です。フランスの数学者が考案したもので、ピラミッド法とも呼ばれています。
ベット額の増減の幅が小さいため、大きな利益は出にくくなっていますが、その分損失を出すリスクが小さいのが特徴です。勝ち負けの確率と賭け金のバランスがとられた長期戦向きの攻略法なので、コツコツと獲得金を増やしたい方にぴったりですね。
ただし、連敗したあとに1回勝利しただけでは、それまでの損失を取り戻せません。他の攻略法と同様に、損切りのタイミングが重要となるでしょう。
ダランベール法のメリット・デメリットを把握しよう
手持ちの資金が少なくても実践できるダランベール方ですが、実践する前にメリットとデメリットを押さえておきましょう。
メリット
ダランベール法のメリットをまとめると、以下の2つとなります。
- ベット額の増減の幅が小さい
- 勝ち負けの数が同じだったり、負けた数が多くても利益が得られる
資金が少なくても使えるのがダランベール法の良いところです。
また、勝敗が同数か負けが多い時でも、わずかに利益が出るケースが存在します。たとえ長期戦になっても勝ちやすい攻略法と言えるでしょう。
デメリット
デメリットは以下の3つが挙げられます。
- 勝ち負けの数が同じで、連勝してから連敗すると利益が出にくい
- 連勝か連敗の偏った結果になった場合には通用しない
- 勝ち負けが交互になると利益は少なくなってしまう
このように、ダランベール法の効果がうまく発揮されないケースもあるため注意が必要です。
ゲームの流れが上記の3つのどれかに当てはまる場合は、他の攻略法に切り替えるなどの対策を取った方が利益が出やすくなります。
ダランベール法と相性が良いゲーム
ダランベール法はもともとルーレット向けの攻略法と考えられていました。しかし、勝率が1/2で配当が2倍のゲームであれば問題なく使うことができます。
ルーレットだと、赤か黒、ハイロー、奇数か偶数にベットする時に、バカラだとバンカーかプレイヤーにベットする時に使えます。
ダランベールのやり方
まずは1ユニットの金額を設定しましょう。
ダランベール法では連敗した時にベット額が増えていくため、資金に自信がない場合は1ユニット=1ドルにするなどの工夫をしてみてください。
基本のベット額が決まったら、初回は1ユニット分をベットしましょう。
勝ったらそのまま2ゲーム目も同額をベットし、負けたら2ゲーム目は1ユニットを追加してベットします。つまり、負けた場合のベット額は2ユニットになりますね。
このように、勝ったら1ユニット減らし、負けたら1ユニット増やすというのをくり返すだけでいいので、難しいルールを覚える必要はありません。
ダランベールを使った場合のシミュレーション
ここでは、以下の3パターンのシミュレーションをまとめました。
- 勝ち負けが交互になる場合
- 連勝してから連敗する場合
- 連敗してから連勝する場合
それぞれのパターンを把握し、実際にダランベールを使う際の参考にしてください。
勝ち負けが交互になる場合
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗の結果 | 獲得額 | 利益 |
1 | 1ユニット | 〇 | 2ユニット | +1ユニット |
2 | 1ユニット | × | 0ユニット | ±0ユニット |
3 | 2ユニット | 〇 | 4ユニット | +2ユニット |
4 | 1ユニット | × | 0ユニット | +1ユニット |
5 | 2ユニット | 〇 | 4ユニット | +3ユニット |
わずかではありますが、最終的に利益が残っていますね。負けから始まる場合はさらに利益が小さくなり、5ゲーム目には+1ユニットにしかなりません。
連勝してから連敗する場合
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗の結果 | 獲得額 | 利益 |
1 | 1ユニット | 〇 | 2ユニット | +1ユニット |
2 | 1ユニット | 〇 | 2ユニット | +2ユニット |
3 | 1ユニット | × | 0ユニット | +1ユニット |
4 | 2ユニット | × | 0ユニット | -1ユニット |
5 | 3ユニット | 〇 | 6ユニット | +2ユニット |
先に連勝しておけば、連敗しても損失が小さくて済みます。上の表では2連勝と2連敗のあとに勝利したため、わずかに利益が出ています。
もし5ゲーム目も負けていれば、-4ユニットとなりますね。それでも3連敗したわりには損失額は少ないと言えるでしょう。
連敗してから連勝する場合
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗の結果 | 獲得額 | 利益 |
1 | 1ユニット | × | 0ユニット | -1ユニット |
2 | 2ユニット | × | 0ユニット | -3ユニット |
3 | 3ユニット | 〇 | 6ユニット | ±0ユニット |
4 | 2ユニット | 〇 | 4ユニット | +2ユニット |
5 | 1ユニット | × | 0ユニット | +1ユニット |
連敗からスタートし、ゲーム数の半分以上が負けだとしても、上の表のように利益が出ることもあります。これなら、調子が悪くて負け気味の日も安心してプレイできそうです。
資金の増減が小さいのを生かしてプレイしてみよう
ネガティブベット戦略の中でも、資金の増減が1ユニット単位で行われるため、資金が大幅に減ることはありません。そのため、少ない資金で地道に利益を追い求める方にも扱いやすい攻略法だと考えられます。
一方で、連勝してもベット額が増えないことで、大きな利益を獲得するのは難しくなっています。
ローリスク・ローリターンでカジノゲームを楽しみたい方は、コツコツと利益を獲得してみてはいかがでしょうか?
また、メリットを生かしたプレイができるよう、利益が出やすいパターンと出にくいパターンを把握しておくことをおすすめします。