ポーカーでよく見る「フロップ」とは?意味や重要性がわかると楽しさ倍増 | WIKICASI

ポーカーをプレイしていると、「フロップ」という用語が使われることがあります。一般的なポーカーではあまり馴染みがない用語ですが、ホールデムポーカーやオマハなどのポーカーでは重要な役割を持っているため、覚えておいて損はないでしょう。ここでは、フロップの意味や役割、そして重要性について紹介するほか、フロップにはさまざまな種類があるので、それぞれの意味を詳しく解説します。

フロップとは?

フロップとは、ポーカーの第2ベッティングラウンドで「ボード上にオープンされる3枚のカード」のことを指します。さらに、第2ベッティングラウンドの名称として使われている用語でもあります。

ポーカーのプレイが開始されると、カードが配られ、ベッティングラウンドに入ります。第1ベッティングラウンド終了後に始まるのが、第2ベッティングラウンド「フロップ」です。ディーラーがカードの山から1枚捨ててから、3枚のカードを連続して表向きに置いていきます。この3枚のカードをフロップと呼ぶのです。

プレイヤーは、自分の手札にある2枚のカード(ホールカード)と、3枚のフロップ(コミュニティカード)を合わせた5枚のカードでハンドを作ります。

 

似ている用語「プリフロップ」

よく似ているため混乱しがちなのが、「プリフロップ」という用語です。

このプリフロップとは、フロップの前のベッティングラウンドのことです。各プレイヤーに伏せた状態で配られた2枚のカードから、ゲームを降りるのか、勝負をかけるのかを判断するラウンドになります。

プリフロップの段階で、すでにベットが始まるため、このタイミングでの決断が勝敗を左右することもあります。フロップにつながる大事な場面なので、ルールを確認しておきましょう。

 

フロップの次のアクション

第2ベッティングラウンド「フロップ」が終わったら、次のベッティングラウンドに移ります。第3ベッティングラウンドを「ターン」、第4ベッティングラウンドを「リバー」と呼び、それぞれ1枚ずつボード上にカードが開かれます。

ターンでプレイヤー全員がチェックするか、ベット額が揃うかしたらリバーに移るのが基本の流れです。リバーでは、残っているプレイヤーが全員チェックするか、誰かにコールが入って同額がポット(賞金プール)に入れられたとき、「ショーダウン」という状態になります。

ショーダウンとは、プレイヤーが2枚の手札を表向きにし、ハンドを公開することです。このときに残っているプレイヤーの中で、一番強いハンドを作っていた人が勝ちとなります。

 

ハンドの評価をするならフロップテクスチャーに注目

テキサスホールデムなどのポーカーでは、自分の手札がどれだけいい組み合わせになっていても、フロップによって勝敗の結果が左右されます。

自分が狙う強さのハンドを作るのは運次第とも言えますが、プレイヤーが他のプレイヤーのハンドの予想や、自分のハンドの評価ができれば、最適なアクションを選択することが可能です。

どんなハンドが作れるのか、ハンドの強さはどれくらいなのかを評価するためには、フロップテクスチャーを分析する必要があります。

フロップテクスチャーとは、フロップのカード3枚がどのように構成されているのかを分類したものです。主に3つのカテゴリーが存在するので、以下で確認していきましょう。

テクスチャーの種類 評価する基準
連結性・接続性 カード同士の価値が近いかストレートを完成させられるか
スーテッド 同じスーツのカードが揃っているか
ハイカード AやKなどのハイカードがどれくらいあるか

このように、ハンドを作る上で使えそうなカードがどれくらいあるのかを見ていきます。自分のハンドと組み合わせられそうか検討するだけでなく、他のプレイヤーがどんなハンドで挑んでくるのかも予想し、次のアクションを決めましょう。

 

フロップの種類を把握しておくと便利

フロップテクスチャーだけでなく、フロップを構成するカードの組み合わせについても把握しておくと、戦略の幅もより広がるでしょう。強い組み合わせがあれば強いハンドを作るのに有利になるので、見逃さないようにすべての種類を覚えておきましょう。

フロップの種類 説明
レインボーフロップ それぞれ異なるスーツのカードで構成されている。フラッシュドローは不可能。
2-スーテッドフロップ 2枚のカードのスーツが同じ。フロップ全体の55%は2-スーテッドになる。
3-スーテッドフロップ 3枚のカードのスーツが同じ。フラッシュやフラッシュドローが可能。ただし、3-スーテッドになる割合は5%しかない。
ペア―ドフロップ ペアが1組あるフロップ。スリーカードやフルハウスが作れる可能性がある。ペアードフロップになる割合は17%。
2-コネクテッドフロップ 近接した2枚のカードがあるフロップ。例えば、10とJが含まれている場合このフロップに分類される。
3-コネクテッドフロップ 近接した3枚のカードがあるフロップ。完成ストレートが可能。
ラグドフロップ バランスが悪い組み合わせのフロップ。数字が小さかったり、連結性がなかったりするため、ハンドが作れない。
ドローヘビーフロップ バランスがよい組み合わせのフロップ。フラッシュドローやストレートドローが作れる可能性がある。
ドライフロップ ラグドフロップのこと。ドローができない、またはできても弱いものしかできないフロップ。

 

フロップの知識があるとプレイの幅が広がる

テキサスホールデムでは、強いハンドを作れば勝てるわけではなく、どのように立ち回りショーダウンで勝つか、そしていかに他のプレイヤーを降参させるかにかかっています。

フロップの知識がどれほどあるのか、瞬時にアクションを決定できるかが重要となるので、ぜひフロップに注目してプレイしてみてくださいね。

 

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