モンテカルロ法は安定して稼げると言わる攻略法ですが、実際にシミュレーションしてみないと攻略法として使えるものかどうかの判断をすることがわからないですよね?今回はモンテカルロ法をワンセット分プレイした結果を見ながら、実際に使える攻略法なのかをシミュレーションます。モンテカルロ法のやり方をおぼえながら検証結果も参考にしてください。
目次
モンテカルロ法とは
モンテカルロ法とは、昔、モナコ公国にあるモンテカルロのカジノで、ある男がこの攻略法を使い、カジノを潰したという逸話があり定着した攻略法です。
決まった法則で数列を書き、そこから導き出した額を次の勝負でベットする攻略法です。本来は紙とペンを使って数列を書いて記録するとわかりやすいのですが、本場のカジノで実践する場合には、メモをとることが禁止されていますので、頭の中で計算しなくてはなりません。
モンテカルロ法を実践すれば、ワンセット行うことで大きく連敗しなければ絶対に勝てると言われています。
そこで、今回はモンテカルロ法の実践シミュレーションをして結果を踏まえて解説します。
モンテカルロ法が有効なゲーム
モンテカルロ法は、3倍配当のゲームで実施することが最も効果的になるのですが、
2倍配当のゲームでも活用することができます。2倍の配当の場合は、勝つためには連勝する必要があります。
3倍配当のゲーム
- ルーレットのダズンやカラム
2倍配当のゲーム
- ルーレットの赤・黒や奇数・偶数や (1-18)・(19-36)
- ブラックジャック
- バカラ
モンテカルロ法を使ったゲームの進め方
最初の賭け金
まず初めに、紙とペンを用意して紙に1・2・3と書きます。この数列をベースにして、両端の数字の1と3を足します。この合計は4となるので、これが最初の賭け金になります。
この数字は基本となる単位なので、1単位を1ドルとしたら最初の賭け金は4ドルで、1単位を10ドルとしら40ドルになります。
2回目の賭け金の基本
2回目の賭け金は、1回目で勝った場合は1回目と同じ額を賭けるのですが、1回目で負けてしまった場合は、最初に書いた数列の1・2・3に初回の基本単位の4を加えて、1・2・3・4としてその両端の数字を加えた5が2回目の基本となります。
1単位を1ドルとしたら最初の賭け金は5ドルで、1単位を10ドルとしら50ドルになります。
2回目で勝った場合の賭け金
2回目で勝った場合、数列の数字の両端を消します。配当が2倍の場合は両端から1つずつ消すので、1・2・3・4でしたので、両端を消して2、3が残り、これを足して数字が次のゲームの賭け金となるので、この場合は5になります。
配当が2倍の場合は、両端の数字を2つずつ消すので、1・2・3・4の数列の両端から2つずつ消すと、数列から数字がすべて消えるので、数字が消えたらワンセット終了となります。この時点で、単位に対して1ドルで賭けた場合は3ドルの利益となります。
2回目で負けた場合の賭け金
2回目で負けた場合は、2回目の賭け金の単位の5を数列に加えて、1・2・3・4・5となり、その両端の数字を足した数字の6が3回目の賭け金の単位になります。
このように、負けた場合は前回の賭け金の単位を数列に加えてから、数列の両端の数字を足した数を賭け金の単位として次のゲームの賭け金にします。
勝った場合も、配当の倍率に合わせて数列の数字を消し、数列に数字が残っている場合は、次のゲームに移行して、数列に数字がすべて消えた場合はワンセット終了となり、始めの1・2・3の数列から始めます。
実際のシミュレーション
実際に賭け金を1ドルに設定した場合に、ワンセットの実践をするとどのような結果になるかシミュレーションしてみました。
ワンセットを1回だけのシミュレーションですと、結果が正しいのか判断が難しくなるかと思いますので、配当2倍の場合と配当3倍の場合をそれぞれ2回ずつ検証してみます。
配当2倍の場合1セット目のシミュレーション
ゲーム回数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累積損益 |
1回目 | 1・2・3 | 1+3=4 | 負け | -4 | -4 |
2回目 | 1・2・3・4 | 1+4=5 | 負け | -5 | -9 |
3回目 | 1・2・3・4・5 | 1+5=6 | 負け | -6 | -15 |
4回目 | 1・2・3・4・5・6 | 1+6=7 | 負け | -7 | -22 |
5回目 | 1・2・3・4・5・6・7 | 1+7=8 | 勝ち | +8 | -14 |
6回目 | 2・3・4・5・6 | 2+6=8 | 勝ち | +8 | -6 |
7回目 | 3・4・5 | 3+5=8 | 負け | -8 | -14 |
8回目 | 3・4・5・8 | 3+8=11 | 勝ち | +11 | -3 |
9回目 | 4・5 | 4+5=9 | 勝ち | +9 | +6 |
※数列が無くなるのでワンセット終了
配当2倍の場合2セット目のシミュレーション
ゲーム回数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累積損益 |
1回目 | 1・2・3 | 1+3=4 | 負け | -4 | -4 |
2回目 | 1・2・3・4 | 1+4=5 | 負け | -5 | -9 |
3回目 | 1・2・3・4・5 | 1+5=6 | 勝ち | +6 | -3 |
4回目 | 2・3・4 | 2+4=6 | 負け | -6 | -9 |
5回目 | 2・3・4・6 | 2+6=8 | 負け | -8 | -17 |
6回目 | 2・3・4・6・8 | 2+8=10 | 負け | -10 | -27 |
7回目 | 2・3・4・6・8・10 | 2+10=12 | 勝ち | +12 | -15 |
8回目 | 3・4・6・8 | 3+8=11 | 勝ち | +11 | -4 |
9回目 | 4・6 | 4+6=10 | 勝ち | +10 | +6 |
※数列が無くなるのでワンセット終了
配当3倍の場合1セット目のシミュレーション
ゲーム回数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累積損益 |
1回数 | 1・2・3 | 1+3=4 | 負け | -4 | -4 |
2回数 | 1・2・3・4 | 1+4=5 | 負け | -5 | -9 |
3回数 | 1・2・3・4・5 | 1+5=6 | 負け | -6 | -15 |
4回数 | 1・2・3・4・5・6 | 1+6=7 | 負け | -7 | -22 |
5回数 | 1・2・3・4・5・6・7 | 1+7=8 | 勝ち | +24 | +2 |
6回数 | 3・4・5 | 3+5=8 | 負け | -8 | -6 |
7回数 | 3・4・5・8 | 3+8=11 | 負け | -11 | -17 |
8回数 | 3・4・5・8・11 | 3+11=14 | 負け | -14 | -31 |
9回数 | 3・4・5・8・11・14 | 3+14=17 | 勝ち | +51 | +20 |
10回数 | 5・8 | 5+8=13 | 勝ち | +39 | +59 |
※数列が無くなるのでワンセット終了
配当3倍の場合2セット目のシミュレーション
ゲーム回数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累積損益 |
1回目 | 1・2・3 | 1+3=4 | 負け | -4 | -4 |
2回目 | 1・2・3・4 | 1+4=5 | 負け | -5 | -9 |
3回目 | 1・2・3・4・5 | 1+5=6 | 負け | -6 | -15 |
4回目 | 1・2・3・4・5・6 | 1+6=7 | 負け | -7 | -22 |
5回目 | 1・2・3・4・5・6・7 | 1+7=8 | 負け | -8 | -30 |
6回目 | 1・2・3・4・5・6・7・8 | 1+8=9 | 勝ち | +18 | -12 |
7回目 | 3・4・5・6 | 3+6=9 | 負け | -9 | -21 |
8回目 | 3・4・5・6・9 | 3+9=12 | 負け | -12 | -33 |
9回目 | 3・4・5・6・9・12 | 3+12=15 | 負け | -15 | -48 |
10回目 | 3・4・5・6・9・12・15 | 3+15=18 | 勝ち | +36 | -12 |
11回目 | 5・6・9 | 5+9=14 | 負け | -14 | -26 |
12回目 | 5・6・9・14 | 5+14=19 | 勝ち | +28 | +2 |
※数列が無くなるのでワンセット終了
シミュレーション結果から見えてくること
シミュレーションの結果から見えてくるのは、モンテカルロ法はワンセット終了時に、勝率が悪くても収益がプラスになることが多い攻略方法になります。勝率が悪くても、利益が出せるということがモンテカルロ法の魅力となります。
他の攻略法と比較すると、賭ける金額が急激に上がってしまうことがないのですが、負けが続いてしまうと、計算式に合わせた場合に多くの資金を用意しておかなければならなくなってしまい、資金不足になってしまうことも考えられます。
最後に
モンテカルロ法のシミュレーションの通り、計算が多少複雑になるので、途中で計算ミスをしてしまうこともありますが、勝率が悪くてもワンセット終了時に利益が得られる可能性が高いので、じっくりゲームを楽しみながらコツコツ稼ぎたい人に向いている攻略法です。
また、配当が2倍のゲームで使用するよりも、配当が3倍のゲームで使用すると、ワンセット終了時の収益が得やすい攻略法なので、3倍配当のゲームで実践しましょう。