ポーカーで遊んだことがある人は「チェンジ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、ポーカーでチェンジとは、自分の手札を交換することです。今回はポーカーのチェンジとは何か、どんなアクションをするかなどをご紹介したいと思います。ポーカーのチェンジは勝敗を左右しますので、基本的なことはおさえておきましょう。
目次
ポーカーチェンジとは
ポーカーの「チェンジ」とは、自分の手札のカードを交換することです。1回のチェンジで交換するカードに上限はありません。
ポーカーのチェンジのやり方と回数
ポーカーのチェンジのやり方は、交換したい自分の手札のカードを伏せたままテーブルに出します。そのカードの枚数と同じ枚数のカードをディーラーからもらいます。
チェンジするまでの流れの例
- ディーラーが左まわりで1枚ずつカードを伏せながら配ります。
- 参加者全員に5枚配り終わると、1回目のベットランウンドをおこないます。
- 自分の手札を見て、交換したいカードがあれば、そのカードを伏せたままテーブルに出します。ポーカーチェンジで交換するカードは何枚でもかまいません。
- ディーラーから交換する枚数と同じ枚数のカードをもらい、ゲームを続けます。
ポーカーのチェンジの回数
ポーカーのチェンジをする回数は基本的に1回です。ただし、国やカジノによって異なる場合がありますので、ゲームをする前にディーラーに確認しましょう。
ポーカーのチェンジのコツ
ポーカーのチェンジは、ポーカーで勝つコツのひとつです。
ポーカーで最初に配られるカードは自分では決めることができませんので運頼みになりますが、最初に配られたカードをチェンジするかどうかは自分で決めることができます。
ポーカーのチェンジで、どのカードをチェンジするか、何枚チェンジするかで勝敗が分かれます。
自分の手札を見て不要だと思うカードをただ交換するだけでも勝つ確率はありますが、自分の手札だけでなく、相手の手札を予想して上手に交換することが勝つコツになります。
ポーカーのチェンジの基本
ポーカーでチェンジするカードは、最初のカードで何か役ができているかがポイントになります。
何も役がなくチェンジする場合は、小さな数字のカードを交換し、大きなカードは残すことが基本になります。ポーカーで同じ役の場合は、基本的に数字の大きな役が勝ちになりますので、数字の大きなカードを残す方が勝つ確率が高くなります。
自分の手札の内容やどんな役を狙うかによって、チェンジするカードが変わります。
ノーペアの場合のチェンジ
ノーペア(ブタ)の場合、絵札など数字の大きなカードはチェンジせずに残した方が良いでしょう。ノーペアやワンペアから上の役を狙うときは、大きな数字のカードを残しましょう。
ノーペアの場合、役をペアにできる確率が一番高いのは、4枚カードをチェンジするか、思い切って5枚すべてチェンジする方が良いとされています。少なくても手札の内、小さな数字を2枚以上交換することをおすすめします。
ただし、ノーペアで「フラッシュ」や「ストレート」を狙うなら大きなカードを残さなくても良いです。
ノーペアで「フラッシュ」を狙う場合のポーカーチェンジ例
たとえば、絵柄が4枚ハートで1枚クラブだった場合、クラブを交換して「フラッシュ」を狙います。
ノーペアでストレートを狙う場合のポーカーチェンジ例
たとえば、カードの数字が「3」「4」「6」「7」「J」だった場合、「J」を交換して「ストレート」を狙います。
ワンペアの場合のチェンジ
ワンペアの場合、2枚チェンジしても、3枚チェンジしても、できる役の進化率はさほど変わりません。
ワンペアで2枚チェンジした場合の進化率
- ツーペア:17.2%
- スリーカード:7.8%
- フルハウス:0.8%
- フォーカード:0.1%
ワンペアで3枚チェンジした場合の進化率
- ツーペア:16%
- スリーカード:11.4%
- フルハウス:1%
- フォーカード:0.3%
上記のように、ポーカーチェンジで3枚交換しても2枚交換しても、どちらも合計30%弱でほとんど同じですので、ペアになっていないカードの内、大きい数字のカードがあればそのカードを残し、ツーペアを作れる手札にしておくという手法があります。
ツーペアの場合のチェンジ
ツーペアの場合、1枚チェンジするとフルハウスに進化する確率は8.5%。
スリーカードの場合のチェンジ
スリーカードの場合、フルハウスに進化する確率は1枚チェンジで8.5%。
また、スリーカードで2枚チェンジした場合、フォーカードの進化の確率は10.4%になります。
相手のチェンジからわかること
ポーカーのチェンジにおいて、自分のカードの交換も重要ですが、相手のチェンジも注意が必要です。相手が手札のカードを何枚交換するかで、相手の手札を予想することもできます。
チェンジで相手の役を予想するのはいくつかコツがあります。
たとえば
カードの交換0
相手がチェンジしなかった場合、相手の役がストレートやフラッシュやフルハウスになっているかまたはノーペアの可能性があります。
カードの交換1枚
相手がカードを1枚チェンジした場合は、相手の手札ですでにツーペアができているか、ストレートやフラッシュを狙っている可能性があります。
カードの交換2枚
カードを2枚チェンジした場合は、相手の手札でスリーカードができているか、ワンペアにエースを残している可能性があります。
カードの交換3枚
カードを3枚チェンジした場合は、相手の手札でワンペアができている可能性があります。
まとめ
ポーカーのチェンジは勝敗を左右しますが、自分の手札だけでなく、相手のチェンジのアクションを見て予想することができれば勝率はアップします。…と言っても初心者には難しいですよね。
とりあえず、ポーカーのチェンジの最低基本として、数字の大きなカードは残しておきましょう。もし、ノーペア(ブタ)だった場合は1枚残して4枚チェンジか、思い切ってで5枚チェンジしてみましょう。