カジノに対して「いつも負けてしまう」「勝っても総合的に見ればマイナス」という見方を持つ人もいるのではないでしょうか?世間では必ず勝てるギャンブルはないと言われていますが、それを覆した人物がいました。ここでは期待値や還元率を高め、勝率を格段に上げることができるギャンブル確率論と、考案した人物について見ていきましょう。ぜひ今後の勝率アップに役立ててください。
目次
ギャンブルで勝つための知識「確率論」とは?
「勝率100%のギャンブルなんてない」というのが常識で、結果は運に左右されるものだと考えている方がたくさんいるでしょう。
しかし、実際はある程度の知識があれば勝率を上げ、獲得金を増やすことができるという考え方も存在しています。それが「確率論」と言われるものです。
勝ちやすい人はギャンブルの期待値や還元率を熟知し、確率論によって上手に勝率を高めています。
反対に、どれだけお金を賭けても場数を踏んでも勝てないという方は、確率のことを一切無視し、ただひたすらその場の雰囲気で楽しんでいる可能性があります。
勝ちたいと思うなら勝てる確率を知り、どうしたら勝てるのか抜け穴を探すことが重要です。
確率論を考案したエドワード・ソープとは一体何者なのか?
アメリカのシカゴで生まれたエドワード・ソープは、お金を稼ぐことに興味を持っていました。どうしたらお金を稼げるか考え、実際に行動を起こすことで新しい概念を作った天才です。
大学時代には物理学や心理学を学び、28歳という若さでマサチューセッツ工科大学の数学教授となりました。そしてお金儲けの仕組みを考案し、ギャンブル界に大きな影響を与えたのです。
ギャンブルの中でも人気が高いブラックジャックに目をつけたエドワード・ソープ。あるやり方をすれば期待値が100%を超えることに気づきました。
それは誰も気づかなかったことで、カジノはブラックジャックのルールを変えざるを得なかったといいます。そのやり方とは、見えているカードを数え、残りのカードに何があるのか予測するというもの。勝率が上がることを自分の手で証明して見せました。
また、その後はルーレットの勝率を上げる方法をコンピューターで見つけ出すことに成功。そのコンピューターも自身で開発しています。
転がるボールの速度や落下地点を計測し、その記録からどこに賭けるべきか導き出しました。結果的に「ルーレット必勝法」となり、またしてもカジノから追い出されてしまうことに。
それほどまでに勝率が高く、素晴らしい確率論だったのだと考えられます。
期待値とその計算方法
ギャンブルには期待値というものがあり、この数値が高いゲームをプレイすることで、勝率を上げることができます。
わかりやすく言うと、期待値とは賭けた金額に対していくら戻ってくるかという平均的な金額を指します。
名前の通り、期待できる金額というだけなので確実に戻ってくるわけではありません。しかし、利益がどのくらい出るかの目安にすることはできるので、ギャンブルで成功したいなら重視した方が良いでしょう。
計算方法は、式にすると難しいのでコイン投げのゲームを例にご紹介します。
コインを投げて表か裏のどちらが出るのかを考えお金を賭けるとしましょう 。当たれば100円もらえるけど、外れたら200円失うというルールです。
何度もゲームを行うと、平均的にどのくらいのお金が得られるのかわかりますよね。それが期待値というわけです。
計算式は、当たる確率が1/2なので以下のようになります。
100円×1/2+(-200円)×1/2=-50円
つまり、このゲームを何度も行うことでどんどんお金を失っていくということです。
ギャンブルごとに見る還元率
人気がある主なギャンブルと、その還元率を見てみましょう。
競馬、競輪、競艇、オートレースは約75%。宝くじは約46%。パチンコは約80~90%。スロットやルーレット、バカラ、ブラックジャックは約94~100%。
こうして見ると、日本でなじみ深いギャンブルは還元率が低いですね。
それに対して、カジノで人気のゲームは還元率が高く、楽しみながらも利益を得やすくなっています。
還元率 | ギャンブル・ゲーム |
約46% | ・宝くじ |
約75% | ・競馬 ・競輪 ・競艇 ・オートレース ・オートレース |
約80〜90% | ・パチンコ |
約94〜100% | ・スロット ・ルーレット ・バカラ ・ブラックジャック |
そもそも還元率とは何か知っていますか?
還元率とは、賭けたお金に対して獲得金額がどのくらいの割合なのかを数値化したものです。例えば、毎月5,000円を宝くじに費やしたとして、1年間で得た当選金が10,000円だとします。
計算式は以下のようになります。
10,000円÷(5,000円×12ヶ月)=0.1666
つまり還元率は約16.7%ということになりますね。
ゲームのガチャで見る期待値
スマホゲームなどでガチャを引いたことはありますか?
キャラクターや武器、スキルなどをガチャで手に入れて強化し、ゲームを有利に進めていくことができるゲームはとても多いです。そこで、ゲームのガチャではどのくらいの期待値があるのかを検証してみましょう。
ガチャを引くとき、あなたは特定のキャラや武器を狙いますか?それともコンプリートするのが目標でしょうか?
どちらもそれなりの回数をこなさないと達成できなさそうに感じますよね。
例えば、キャラの種類が30あるとします。ガチャを回し始めた時はあまり被らずキャラをゲットできますが、だんだんとキャラ被りが多くなり、コンプリートが難しく感じられるでしょう。
それはガチャのコンプリートの期待値が、集めなければいけないキャラの数で変動するからです。
30ものキャラを集めるには、30×(1/1×1/2×1/3…×1/30)=120、つまり120回もガチャを回さなければいけないことがわかります。
コンプリートが近づくにつれて、被らずにキャラをゲットする確率が小さくなることを覚えておきましょう。
ソープがカジノの次に着目したものは…
天才エドワード・ソープがカジノを追い出されてしまった後に着目したものが株でした。
彼は株式市場には法則が存在するのか、そして利益を出す方法はあるのかをいう疑問を解決したのです。必勝法はないとされる株においても、確率により勝ち続ける技を編み出しました。
エドワード・ソープはなんと28年間も株で利益を出し続け、結果的に初期投資の180倍もの利益を得ることに成功したと言われています。
まとめ
絶対に勝つ方法はないと思い込み、運に任せきりになっている方も多い中、エドワード・ソープは高い勝率と長期間の利益獲得を実現させました。
適当に遊んでカジノのゲームに勝つ人もいますが、それは本当に奇跡と言えるほどわずかな確率です。
カジノを楽しみつつ勝ちにいくのなら確率論を学んでみてください。期待値、還元率といった数字はあなたを勝利へと導いてくれるでしょう。