韓流ブーム以来、日本人が韓国に訪れる機会は多くなりましたが、韓国ではカジノも人気の娯楽。けれども、カジノで有名なラスベガスやマカオは、実際に行ったりイメージできたりする方もいらっしゃいますが、韓国ではどういったマナーや注意点があるのでしょうか?この記事では韓国のカジノに関する情報を紹介し、誰でも安心して遊べる内容をお伝えしていきます。
目次
韓国カジノの基本情報
韓国のカジノに行ったとしてもマナーや基本情報がわからなければ、せっかくのカジノも台無しになりかねません。
まずは韓国カジノの基本情報をおさえておきましょう。
言語
カジノで遊ぶにも、言葉が通じなければルールもわからないですし、楽しみも半減しかねません。韓国カジノにいるディーラーの多くは、多国籍の観光客に対応するために韓国語と英語を主に話します。
数あるカジノの中には、日本語が話せるディーラーが在籍している所もあります。事前に確認しておくと良いでしょう。
韓国の首都であり最も観光客の多いソウル市のカジノには、ウォーカーヒルカジノのように日本語以外にも諸外国の言語に堪能なディーラーが多数在籍しています。言葉が通じないことに不安があるのであれば、日本語が堪能なディーラーのいるカジノに行きましょう。
設備
カジノの楽しみ方は何もギャンブルに限ったことではありません。カジノはギャンブル以外にも娯楽施設が併設されたアミューズメントパークです。
たとえばソウル市にあるウォーカーヒルカジノには、おいしい料理を食べられるレストランや買い物も楽しめる免税ショップもあります。ギャンブルをやらない人や、一息入れたい人は食事や買い物を楽しむと良いでしょう。
カジノ旅行に韓国へ行く前には、韓国料理や買い物を楽しめる施設が併設されているか調べておきましょう。カジノの情報を事前に知っておくことで、ギャンブルだけではなく、幅広い楽しみ方ができる時間なります。
時間
カジノで遊ぶにしても旅行で訪れた場合の滞在時間は限られています。カジノの営業時間も確認しておかなければなりません。
韓国のカジノで遊ぶ場合は閉店時間の心配は無用です。韓国カジノの多くは年中無休で24時間常にオープンしています。旅行者にとっては飛行機の時間だけおさえておけば、時間を気にすることなくいつでもカジノで遊ぶことができるのです。
年中無休で24時間営業しているのはカジノだけではありません。カジノに併設されている、レストランや免税店などの多くの関連施設もカジノ同様に24時間オープンしています。
ドレスコード
基本的に韓国のカジノはヨーロッパのカジノのようにドレスコードに規定はありません。そのため韓国カジノでは服装を気にする必要はないでしょう。
韓国カジノで遊んでいる人のほとんどがラフな格好です。カジノに行くからといって気合いを入れてめかし込んでいくと逆に浮いてしまうこともあります。
ただしあまりに奇抜な格好や、サンダル履きといったラフすぎる格好は避けましょう。場合によっては入り口でスタッフにとめられてしまう場合もあります。
韓国には様々なカジノがありますが、それぞれに独自のルールを用意しています。たとえばカジノによってはサングラスを禁止しているところもあります。カジノに行く前には、事前にドレスコードを確認しておきましょう。
予算
カジノはギャンブルを中心とした娯楽施設であり、ギャンブルを行う以上予算も気になります。一時間ほどの短い時間を楽しむのであれば1万円ほどもっていれば十分に楽しむことができるでしょう。
韓国の通貨であるウォンは日本円よりも安く取引されています。そのため同額の予算だったとしても、ヨーロッパのカジノで遊ぶよりも長く遊べます。もしもカジノでのギャンブルや買い物、食事など全てをゆっくりと楽しみたいのであれば10万円分の予算が目安。
あくまでも楽しむことを目的としているので、ダメージの少ない金額設定がポイントです。
韓国でカジノをする際のマナーや注意点
カジノで遊ぶ際には、公式にはされていないマナーや注意点もあります。写真撮影は可能かどうか、喫煙は可能かどうかも気になるところです。またカジノで使用するチップの受け渡しや両替の方法にもマナーがあります。
カジノで遊ぶ前にきちんと知っておきましょう。
撮影
インスタ映えや旅行の思い出を残しておくために、カジノでの記念撮影をしたい人もいるでしょう。しかし、カジノの中では動画や写真の撮影はマナー違反です。
カジノはギャンブルを行う場所であり、撮影などをして記録を残すことでイカサマをすることも可能になります。
そういった空間で携帯電話やカメラを取り出して写真を撮っていると、他の利用者への迷惑につながりますし、せっかくの非日常の空間に水を差すことになってしまいます。
カジノの撮影はカジノ内だけではなく、外から内側を撮影する事もマナー違反となりますので注意しましょう。
タバコ
カジノに遊び行く人の中には喫煙者の人もいるでしょう。喫煙者にとって喫煙が可能かどうかは気になるでしょう。
韓国では基本的にカジノ内での喫煙は禁止されています。喫煙者はカジノ内でたばこを吸うことが無いように気をつけましょう。ただし喫煙者のために設けられたテーブルもあります。
喫煙場所が設けられているテーブルであれば、たばこを吸いながらギャンブルも楽しめます。たばこを吸う人であれば事前に喫煙可能なテーブルがあるカジノを調べておきましょう。
チップ
カジノ内のギャンブル、特にテーブルで行うゲームにはチップを使用。カジノ内では基本的に現金は使用せず、それぞれのカジノ独自のチップと現金を交換してから遊びます。
テーブルでのギャンブルにも暗黙のマナーがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
一番大事なマナーとして、「一度張ったチップは触ることができない」というもの。一度張ったチップに触れるとゲームの結果が分かった後で不正に掛け金を上げたり、下げたりすることができてしまうからです。
テーブルの担当のディーラーから「No More Bet」の声がかかった時点で、チップに触れることはできません。1ゲームが終了して、ディーラーからチップが渡されるまでは張ってあるチップには触れないようにしましょう。
手渡し禁止
チップに関して暗黙のルールがもう一つ存在します。それは、チップの手渡しは禁止というルールです。テーブルゲームでのチップのやり取りは全てテーブルに置いてから間接的に行います。
カジノでは手渡しでチップのやり取りをすると、服の袖口などにチップを隠すなどする不正行為が可能になってしまいます。
チップのやり取りはギャンブルの時だけではありません。両替の時も同様に現金とチップはテーブルに置いて間接的に渡されます。
カジノでは全ての不正行為をなくすようにこのルールがあるのです。
迷惑行為禁止
日本のどこのお店でも当たり前のことではありますが、韓国のカジノでも他の客やお店への迷惑行為は禁止。
娯楽施設ですので他人に迷惑をかけるようなことがあると、他の人の楽しみを台無しにしてしまうからです。
もちろん、他人に対する暴力行為や違法な薬物の販売、器物破損、他人の手札を教えるような行為、わいせつ行為やゲームの進行を妨害するような行為も厳禁です。
これらの行為に関しては、店から強制的に退場させられることや、入場禁止を言い渡されることもあります。また法律に触れるような悪質な行為であれば、韓国警察によって逮捕されることもあります。
一般的な社会人としてのルールを守って楽しみましょう。
クローク
韓国に旅行で行った際ホテルにチェックインする前や、帰りの飛行機に乗る前にカジノを訪れることもあるでしょう。そのためスーツケースなどの大きな手荷物を持ったままカジノに訪れることもあります。
しかし、カジノ内に大きな荷物を持ったまま入ることは禁止されています。多くのカジノでは入口にクロークがあるので、大きな荷物はカジノに入る前にクロークに預けるようにしましょう。
カジノ内では基本的に貴重品である財布や携帯電話、パスポート、鍵など以外は預けておく必要があります。カジノ内は大きな荷物の持ち込みは禁止されていますが、貴重品を持ち歩く程度のショルダーバックは持ち込み可能。旅行時の貴重品入れにショルダーバックを一つ用意しておくと便利です。
おすすめの韓国カジノ
パラダイス・ウォーカーヒルカジノ(グランデ ウォーカーヒルソウル)
日本人旅行者に人気のカジノが「パラダイス・ウォーカーヒルカジノ(グランデ ウォーカーヒルソウル)」。老若男女、幅広い層でも楽しめるように設計されているスタイリッシュなカジノです。
パラダイス・ウォーカーヒルカジノ(グランデ ウォーカーヒルソウル)は、ここ数年で大きく進化してきました。またカジノだけの進化ではなく、ホテルやレストランなども同時にスタイリッシュに生まれかわっています。
パラダイス・ウォーカーヒルカジノ(グランデ ウォーカーヒルソウル)はギャンブルをしない女性でも楽しめる都市型カジノです。
セブンラックカジノ江南COEX店(ソウル)
ソウル市内にあるカジノ「セブンラックカジノ江南COEX店」は、3つある高級ホテルから滞在先を選べます。それぞれ趣向の異なるホテルから選べるので、ファミリーからビジネスまで様々な客層でも楽しめるカジノです。
セブンラックカジノ江南COEX店(ソウル)は、ソウル市内でも韓国のセレブが集まるとされている江南地区に位置しており、ショッピングモールや高級ホテル、コンベンションセンターなども多く集まっています。
免税店や水族館などのエンターテイメント施設が多く集まっているので、長く滞在しても飽きがきません。家族連れで遊びに行くのもおすすめです。
セブンラックカジノ ミレニアムヒルトン店
「セブンラックカジノ ミレニアムヒルトン店」は、ソウル市内でも繁華街の中心に位置しているため観光にも便利。空港への距離も近く空港直通の路線があり交通の便も良いです。
ソウル駅や南大門、和やかな雰囲気である明洞にも隣接しているため、ソウル市内の観光をしながら気軽に立ち寄れます。
セブンラックカジノ ミレニアムヒルトン店は外装も内装もカジノの本場ラスベガスをテーマにしたインテリアになっています。周辺地域には観光スポットも多くあり、韓国の政治や経済、歴史、文化などの魅力を感じられます。
韓国カジノの歴史
韓国のカジノは国内の経済を潤すために、外貨獲得や観光客の誘致を目的に1967年に解禁。当初は韓国人以外の諸外国からの観光客しか利用することができませんでした。
しかし2000年には外国人だけではなく、韓国人も利用できる韓国唯一のカジノである江原ランドもオープン。韓国内には17ヶ所(ソウル市3ヶ所、釜山市2ヶ所、慶州市1ヶ所、仁川市1ヶ所、江原道2ヶ所、済州島7ヶ所)のホテル併設型カジノが運営されています。
アジア随一の数を誇り、アジアのカジノとして有名なマカオよりも多いです。
一方、全体として順調に見える韓国カジノですが、韓国市場におけるカジノ場の設置数は既に飽和状態に達しています。そのため、集客力に劣るカジノ場は経営状態が悪化しているところもあります。
ソウル市内のカジノ以外の地方カジノの経営が悪化していることを受けて、韓国観光公社がカジノの運営にも進出することになりました。このことでカジノ同士の競争を生み外貨の獲得に向けた動きが現れはじめました。
まとめ
韓国のカジノに関する情報をわかりやすく解説しました。
言語の面で見れば、韓国語や英語に対応しているカジノが多くありますが、日本語にも対応しているカジノがあるのはありがたいですね。また、ルールやマナーも常識の範囲内と言えるでしょう。
ギャンブルはあくまでも娯楽なので、節度を守った遊びを存分に楽しんでください。