ギャンブルの長い歴史に応じるかのように、必勝法や攻略法と言われるものも数多く誕生してきました。その中でもマーチンゲール法は特に古い歴史を持っており、「3倍マーチンゲール法」と呼ばれる弱点を克服したものまで現れるほど。この記事では、負け金を一気に取り戻せると言われる3倍マーチンゲール法のやり方や、メリット・デメリットを解説していきます。
目次
3倍マーチンゲール法とは
まずは3倍マーチンゲール法を紹介する前に、マーチンゲール法の特徴について確認していきましょう。
そもそものマーチンゲール法は、理論上では絶対に負けない戦略です。
やり方も簡単で「負けが続くたびに賭ける金額を倍にしていくだけ。かつてはカジノのゲームで必ず勝てる方法として広まりましたが、この戦法では勝ったとしても利益率が低いというデメリットもありました。
長い歴史を持つカジノのゲームで勝つため、システムベット攻略法が新しく生み出されたり、グランマーチンゲール法などの既存のものが改良されたりしてきました。
今回ご紹介する「3倍マーチンゲール法」は、マーチンゲール法の利益率の低いという欠点を改善した攻略法です。負けを重ねるたびに勝った時のリターンが大きくなる戦法ですが、それなりのリスクもあります。
以下で、3倍マーチンゲール法のやり方やメリットデメリットを解説していくので、何に気をつけるべきかを把握して、ぜひ実践してみてください。
3倍マーチンゲール法のやり方
基本的な考え方は、マーチンゲール法の「負ければ倍額でベットする戦略」と同様に、3倍マーチンゲール法の場合は、倍額ではなく【3倍】で賭けることになります。
もし勝って連敗がストップした場合は戦略を一旦終了し、また一から賭け始めてください。
では、具体的なやり方を以下にまとめたのでそれぞれ見ていきましょう。
今回は例として、配当2倍のゲームで10ドルからスタートの設定としました。
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗 | 合計損益 |
1 | 10 | 負 | -10 |
2 | 30 | 負 | -40 |
3 | 90 | 負 | -130 |
4 | 270 | 勝 | 140 |
5 | 10 | 負 | 130 |
6 | 30 | 勝 | 60 |
7 | 10 | 勝 | 70 |
《1ゲーム目》
10ドルをベットし、負けた場合は10ドルのマイナス。
《2ゲーム目》
1ゲーム目で負けたので、ここでは前回の賭け金の3倍である30ドルを賭けます。負けた場合は合計40ドルのマイナス。
《3ゲーム目》
30ドルをベットして負けたので、ここでは90ドルをベットしましょう。負けた場合は合計で130ドルの損失となります。
《4ゲーム目》
3ゲーム目で90ドルベットしても勝てなかったため。4ゲーム目では270ドルをベット。ここで勝つと損益の合計は140ドルのブラスになります。
上の表のように、1ゲーム目から3ゲーム目まで負けが続くと、130ドルのマイナスですが、4ゲーム目で勝つと一気に負け分を取り戻すだけでなく、140ドルのプラスとなります。
負けの回数が重なるほど、勝った時には大きなリターンが望める3倍マーチンゲール法。
一見、無敵の攻略法かと考えられますが、メリットやデメリットもあります。
次はどういったメリットとデメリットがあるのかを確認していきましょう。
3倍マーチンゲール法のメリット
3倍マーチンゲール法は、負けが続いても一回の勝利で十分な見返りが期待できますが、全体的にどういったメリットがあるかをご紹介します。
メリット
3倍マーチンゲール法のメリットとして目立つのは、以下のようなポイント。
- 負けを重ねても一回の勝ちで取り戻せる
- 利益額を伸ばしやすい
- リスクが少ない
3倍マーチンゲール法は、負け続けることが利益増加の重要な鍵を握っています。
カジノのゲームでは負けることがデメリットに感じられがちですが、この戦法を用いることで、負けるほどに損失が取り戻しやすく、勝った時の利益率も高まっていきます。
そのため、どれだけ負けが続いたとしても一回の勝ちで取り戻せるため、リスクが少ないといっても過言ではありません。
利益が出しやすく、リスクの少ない3倍マーチンゲール法は、元々のマーチンゲール法よりも魅力的ですね。
3倍マーチンゲール法のデメリット
続いて、3倍マーチンゲール法を行う上で注意すべきデメリットについて解説していきます。
デメリット
3倍マーチンゲール法はリスクの低い戦略ですが、デメリットもあります。
- 負ける回数が多いほど手元の資金が必要になる
- テーブルリミットにより、負け続ける回数にも限界がある
- 負け続けたら、勝たないと損失が膨らむ
負けるごとに賭け金の3倍を次のゲームに使いますが、リターンが大きいだけに手元の資金が必要になります。
この記事の例で挙げた10ドルでも、9ゲーム負け続ければ1250ドルの損失にまで膨らみます。また、ゲームにはテーブルリミットが設けられていることも多々あり、何回まで連続で負けられるのかが決められています。
あらかじめテーブルリミットを確認してからゲームに臨みましょう。
最後に
今回の記事で紹介したように、3倍マーチンゲール法は誰でも実践しやすい有効な戦法です。
古くに誕生したマーチンゲール法は負けが少ない分、利益があまり望めませんでしたが、3倍マーチンゲール法であれば大きなリターンが期待できます。
しかし、テーブルリミットや負け続けたままでゲームが終了すると、大きな損失を生む可能性も少なくありません。
3倍マーチンゲール法を実践する際も、賭け金の3倍を次のゲームに使うだけの手軽さが魅力的。ゲームを冷静に進められる方や、手堅く大きな利益を得たい方にはオススメの戦略と言えます。