「カジノのゲームをやるなら勝ちたい」と思う方が大半ではないでしょうか?カジノのゲームは運任せのギャンブルの用に思えますが、ゲームに合わせた戦法があります。中でも有名な戦法は、モンテカルロ法とマーチンゲール法の2つ。この記事では、少額からでも実践できるモンテカルロ法の使い方をシミュレーションと共に紹介していきます。
目次
モンテカルロ法とは
勝率の高いことで知られるモンテカルロ法は、ある男性がこの戦法でモナコにあるモンテカルロのカジノを破産にまで追い込んだことに由来しています。あくまで一説なので、真偽のほどは定かではありません。
少し難しい話になりますが、モンテカルロ法は数値計算手法が用いられています。
結果に規則性のない「乱数」を使い、ゲームに何度かトライすることで近似値を出していく戦法なのです。
カジノでは、2倍や3倍の配当となるゲームで有効と言われており、勝敗の数を記録して勝率を上げていく戦法と言えるでしょう。
また、モンテカルロ法は別名「モンテカルロシミュレーション」とも呼ばれています。確率論で考えられる数値を得る場合にも使われ、複雑な現象をコンピューターのシミュレーションで解析する際にも用いられる方法の一つです。
モンテカルロ法の進め方
モンテカルロ法の具体的な進め方をご紹介します。勝敗を記録したりベットする額を計算したりといった作業が必要になるので、メモを用意してください。
モンテカルロ法で2倍配当のゲームの流れは以下です。表にゲームの進行例をまとめたので、合わせて確認しましょう。
1ゲーム目
ゲーム前、メモに「1,2,3」と記入し、両端の数字「1」と「3」を足した「4(ドル)」をベット。負けた場合はベットした額を記録し、メモは「1,2,3,4」とする。
2ゲーム目
今度も両端の数字「1」と「4」を足した「5(ドル)」をベット。負けた場合にメモの数字は「1,2,3,4,5」となる。
3ゲーム目
両端の数字「1」と「5」を合計した「6(ドル)」をベットする。勝った場合は両端の「1」と「5」を消し、メモの数字は「2,3,4」となる。
4ゲーム目
今度は「2,3,4」の端にある「2」と「4」を足した「6(ドル)」をベットする。
このように、最初は4ドルでスタートし、勝敗の結果でベットする金額の増減を記録していくのがモンテカルロ法です。
一気に大金を得る戦略ではありませんが、以下の表にあるように確率論を駆使した地道な方法と言えます。
ゲーム数 | メモ(ゲーム前) | ベット額 | 勝敗 | メモ(ゲーム後) | 累計損益 |
1 | 1,2,3 | 4(1+4) | 負 | 1,2,3,4 | −4 |
2 | 1,2,3,4 | 5(1+4) | 負 | 1,2,3,4,5 | −9 |
3 | 1,2,3,4,5 | 6(1+5) | 勝 | 1,2,3,4,5 | −3 |
4 | 2,3,4 | 6(1+5) | 負 | 2,3,4,6 | −9 |
5 | 2,3,4,6 | 8(2+6) | 負 | 2,3,4,6,8 | −17 |
6 | 2,3,4,6,8 | 10(2+8) | 勝 | 2,3,4,6,8 | −7 |
7 | 3,4,6 | 9(3+6) | 負 | 3,4,6,9 | −16 |
8 | 3,4,6,9 | 12(3+9) | 勝 | 3,4,6,9 | −4 |
9 | 4,6 | 10(4+6) | 勝 | 4,6 | +6 |
モンテカルロ法のメリット・デメリット
地道で手堅いイメージのあるモンテカルロ法ですが、メリットとデメリットがあります。
モンテカルロ法を実践する上でどんなポイントに注意すべきか、それぞれ確認しておきましょう。
メリット
モンテカルロ法のメリットは、以下の3つのポイントが挙げられます。
- ベットする金額の上昇が緩やか
- 3倍の配当が得られるゲームで使いやすい
- 手堅く利益を出しやすい
序盤は負けることを前提としたモンテカルロ法は、少しずつベットする金額が上がるため、先にご紹介したように緩やかに変わる賭け金でゲームが楽しめます。
また利益を出すのに適したゲームは、3倍配当であるルーレットのコラムやダースベットなど。負けた数よりも少ない数回の勝利で利益が出るのはありがたいですね。
確率論を元にしているため、ほぼ確実な戦法と言えるのがモンテカルロ法のメリットです。
デメリット
続いて、モンテカルロ法のデメリットは以下です。
- メモや計算がややこしい
- 2倍の配当だと応用が必要
- 長引くとベットする金額が増えることがある
ゲームが進むにつれ、賭け金の合計を算出したり勝った場合に数字を消したりと、モンテカルロ法はメモがないと難しいでしょう。
また、3倍配当であれば負けが取り戻しやすいですが、2倍配当のゲームだと若干のマイナスで終わることがあります。2倍配当のゲームでは両端の数字を1つずつ消していましたが、3倍配当の際は2つずつ消していくのがポイントです。
そして、軍資金が尽きることも稀ではありません。数回の勝利で負けを取り戻せる戦法ですが、負けが混んでいると、出費がかさみ資金が底を尽きることがあることも覚えておきましょう。
最後に
ややこしい面のあるモンテカルロ法ですが、実践すれば高確率で勝利できます。
慣れないうちはゲーム毎の計算に時間もかかるので、いきなりカジノで実践する前にオンラインカジノなどで練習してみても良いでしょう。
ただし、カジノによってはメモを取ることをよく思わないところもあるので、海外のカジノで実践される際は、事前の確認が欠かせません。
せっかくカジノを遊ぶのであれば、モンテカルロ法を使って手堅く稼いでみても良いですね。