今回の記事では、システムベットの王道とも言われる「マーチンゲール法」を解説します。マーチンゲール法の使い方だけでなく、実際にカジノで活用することを想定したシミュレーションやマーチンゲールのデメリットまで丁寧に説明していきます。カジノで負けるのが嫌だ、コツコツ勝ちたい、という方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
マーチンゲール法とは
皆さんは、「マーチンゲール法」という手法はご存知ですか?
様々なカジノ攻略法の中でも、最も有名な手法のひとつなので名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。
マーチンゲール法というのは簡単に言うと、「どれだけ連敗していても、たった1回勝利するだけでそれまでの負け分全てを取り戻すことができる方法」です。
やり方も単純で、連敗している間ひたすら掛け金を倍に増やしていくだけです。どれだけ負けていても掛け金を倍々にしていけば、最後の1ゲームの勝利だけで負けを取り返せるのです。
ちなみに、マーチンゲール法を使えるゲームは、勝率が約50%で当たったときの配当が2倍に設定されているゲームに限られます。
具体的には、
- ブラックジャック
- バカラ
- ルーレット:「レッドブラック(赤・黒賭け)」、「オッドイーブン(偶数・奇数)」
- シックポー:「大小」
といった種類のゲームです。
スロットやポーカー、ルーレットなどの当たりの確率が50%よりも低いベットなどではマーチンゲール法は使えません。気をつけてください。
マーチンゲール法の使い方
ここからは、「マーチンゲール法」の使い方を詳しく解説していきます。
マーチンゲール法の進行
①初期投資額を決める
マーチンゲール法を始める前に、初期投資額を決めます。ここで決めた金額が基準になります。
②ゲームの開始
先ほどの初期投資額に従ってゲームを始めます。初期投資額が1ドルなら、1ゲーム目のベット金額は1ドルになります。
③連敗中はベット額を倍に増やし続ける
マーチンゲール法では、連敗中はひたすらベット金額を倍にし続けます。初期投資額が1ドルなら、2ゲーム目は2ドル、3ゲーム目は4ドル、4ゲーム目は8ドルといったようにどんどんベット金額が増えていきます。
④勝ったら②に戻る
勝負に勝ったら初期投資額でのベットに戻ります。勝った後は、ベット金額を倍にしないので気をつけてください。たとえ数百倍のベットの後でも、1ドルに戻ります。
これでマーチンゲール法は完了です。
連敗が何回続いていても、最後の1回さえ勝てれば負け分を全て取り戻すことができます。
カジノ攻略法のなかには、複雑な計算やメモが必要だったり、技術がないと実践できなかったりするものもあります。
しかし、ここで解説するマーチンゲール法は、とにかく簡単。ほとんど手間をかけずに、誰でも実行できるのもマーチンゲール法ならではの魅力といえます。
マーチンゲール法のシミュレーション
実際にマーチンゲール法を使ってゲームをプレイするとどういったお金の動きになるのかみていきましょう。ここでは、ルーレットの「レッドブラック(赤・黒賭け)」でシミュレーションしていきます。
初期投資額は、分かりやすくするために1ドルにして考えていきましょう。
ゲーム回数 | ベット 金額 ($) |
勝敗 | 収支 ($) |
トータル 収支 ($) |
1 | 1 | × | -1 | -1 |
2 | 2 | × | -2 | -3 |
3 | 4 | × | -4 | -7 |
4 | 8 | 〇 | +8 | +1 |
5 | 1 | 〇 | +1 | +2 |
6 | 1 | × | -1 | +1 |
7 | 2 | 〇 | +2 | +3 |
8 | 1 | × | -1 | +2 |
9 | 2 | × | -2 | 0 |
10 | 4 | × | -4 | -4 |
11 | 8 | × | -8 | -12 |
12 | 16 | × | -16 | -28 |
13 | 32 | × | -32 | -60 |
14 | 64 | × | -64 | -124 |
15 | 128 | 〇 | +128 | +4 |
このように、合計15回のゲームでマーチンゲール法を行ってみました
マーチンゲール法では、
- 1~4ゲーム目
- 5ゲーム目
- 6~7ゲーム目
- 8~15ゲーム目
というように、初期投資額に戻って連敗がスタートしてから勝利するまでを1セットと考えます。各セットの終了時には、それぞれ1ドルずつ利益が増えているのが分かりますね。
マーチンゲール法では、連敗の負け分を取り戻して、初期投資額分勝つというサイクルが繰り返されます。手持ちのお金がどういった変化をするのかイメージしやすいですね。
マーチンゲール法の欠点
ベット金額を倍に増やし続けることで、どれだけ連敗しても負け分を取り返し初期投資額分の利益を得られる「マーチンゲール法」ですが、いくつかの欠点も存在します。ここからは、マーチンゲール法の欠点やデメリット、問題点を詳しく解説していきます。
ベット金額が増えると所持金を超えてしまうこともある
マーチンゲール法では、連敗が続けば続くだけベット金額を倍にし続けます。そのため負けが嵩んでしまうと、ベットする金額がとんでもない高額になってしまうことも少なくありません。
たとえ初期投資額を1ドルに設定していても、10連敗するとベット金額は512ドルまで膨れ上がります。もちろんここまで連敗が続く可能性はかなり低いのですが、決して0%ではありません。
そのためゲームを続けていると、1回のベットに必要な金額が所持金や予算を超えてしまうこともあります。いくら最後に勝てば取り戻せるといっても、自分の所持金を超えてしまっては続けることができませんよね。気をつけてください。
ベット金額にはリミットがある
カジノでは、そのテーブルごとにベット金額の最低額と最高額が決められているケースが多いようです。そのため自分の所持金や予算には余裕があっても、金額の上限を超えた額で賭けることはできません。
無限回試行すれば負けない戦略かもしれませんが、実際には無限に繰り返すことはできないのです。カジノのルールはしっかりと確認するようにしましょう。
増える金額は初期投資額分だけ
連敗が続くとベット金額もかなりの高額になります。しかし、マーチンゲール法ではどれだけ高額のベット時に勝ったとしても、初期投資分しか勝つことはできません。
1ドルでスタートして、10連敗した後の512ドル賭けたゲームで勝ったとしてもそれは同じです。512ドルの勝ち分のうち、511ドルでこれまでの連敗の負けを取り戻して、1ドルの利益が得られるのです。
そのため、ベットに必要な金額と比べると、次第にハイリスクローリターンなギャンブルになってしまうのです。
マーチンゲール法はこんな方におすすめ
何連敗していてもベット金額を倍に増やし続けることで負けないようにする「マーチンゲール法」は、
- カジノで使えるお金に余裕がある
- ベットの上限金額が高いか無いゲームで遊んでいる
- 利益をたくさん得たいとは考えていない
といったタイプの人にオススメのシステムベットです。
ベット金額の高額さに比べると獲得できる利益が小さいので、たくさんの予算を使ってコツコツ利益を積み上げいきたい場合に使いましょう。