カジノのスロットは初心者でも楽しめるゲームの一つですが、カジノのスロットは設定されているのでは?と疑ったことありませんか?その答えはカジノスロットの仕組みを知ると分かります。また、政府機関とカジノ運営会社とカジノゲームの開発会社の関係、事情を理解するとカジノのスロットの設定ができないことが分かります。
目次
カジノのスロットに設定はあるの?
結論からいいますと、カジノのスロットを設定することはできませんので、設定はありません。それはカジノのスロットの仕組みで分かります。
カジノのスロットの設定は技術的にできない
カジノのスロットの遊びかたはとてもシンプル。プレーが始まるとスロットマシン画面の絵柄が回転します。自分が好きな時にレバーを引く(またはボタンを押す)と回転がストップし、絵柄が横一列や斜めに揃うと当たりになるゲームです。
カジノのスロットはプログラムによって動作しますが、RNG(ランダムナンバージェネレーター)と言われる乱数発生器によって、不規則に結果がでますのでどんな結果が出るか予測は不可能です。
たとえば、サイコロを5つふって出た出目は全く予測が不可能ですよね。1万回サイコロをふったとしても、規則性を見つけることはできません。このように、まったく規則性が無く、予測不可能な複数の数字のことを乱数列と言い、その乱数を発生させるのがRNG(乱数発生器)です。
RNG(乱数発生器)は、絵柄ごとにありますので、絵柄が3つだと3つのRNG(乱数発生器)がそれぞれの乱数を発生させます。また、スロットをプレーしていない場合も、毎秒ごとに常に1,000個以上の乱数を生成しているそうです。
カジノのスロットはカジノ側が開発したものではありません。カジノのゲームを開発しているソフトウェア会社から、ゲームを使用するためのライセンスを購入し、自社のカジノで使用します。ソフトウェア会社が開発した厳重なセキュリティプログラムや高度なRNG(乱数発生器)がある限り、カジノ側がスロットを勝手に設定できないようになっています。もちろん遠隔操作することもできません。
カジノのスロットを設定できない事情
監査機関によってスロットの設定はできない
リアルカジノもオンラインカジノも国の政府から監視され、監査機関によって定期的に非常に厳しいチェックが入ります。
- 「公平な運営を行っているか」
- 「プログラムに不正がないか」
- 「勝敗の勝率に偏りがないか」
- 「意図的に確率を操作するなど不正操作していないか」
- 「プレイヤーへのペイアウト率(払い戻し率)は公正か」
などカジノのスロットを含めすべてのゲームがあらゆる角度から審査されます。
ソフトウェア会社もカジノのスロットやすべてのソフトウェアに対し、定期的に抜き打ちで非常に厳しい審査が行われます。カジノのスロットやすべてのソフトウェアに数百万にわたる厳しいチェックを受けるようです。
また、カジノでは政府の賭博管理委員会に定期的にゲームの売り上げや還元率を正確に報告する義務があります。賭博管理委員会はそのデーターを調査し集計を公表しています。
ソフトウェア会社の厳しい審査
カジノ側は自社でゲームを開発せず、カジノのゲームを制作しているソフトウェア会社と契約し、ゲームを使用するためのライセンスを購入します。
この際、ソフトウェア会社にとって自社のゲームを使用するのですから、信用できるカジノでなければライセンス契約はしません。契約した後も、カジノ運営会社が意図的に確率を操作するなど不正操作していないかのチェックを入れます。
ソフトウェア会社にとっては自社で開発したソフトを不正に使われることで、自社のプログラムの信用度が下がり、他のカジノからの信用を失いますので監査するのは当然のことです。
カジノソフトウェアの開発会社はたくさんありますが、政府や審査機関の厳しい審査に通り、信頼度が高い最高級のソフトウェア会社は限られます。カジノ側にとって、ゲームがなければ運営できませんので、ソフトウェア会社が契約を破棄することが一番恐ろしいことです。
カジノのスロットの設定をしない理由はさまざまですが、設定をしたことによっておこるカジノ側の損害は莫大で、そんな危険をおかしてまでカジノのスロットの設定をするはずがありませんよね。
カジノのスロットには種類がある!勝率は?
ラスベガスのカジノのスロットの場合、カジノのスロットは大きく分けて2種類あります。
フラットトップマシン
フラットトップ型は賞金額が決まっているものです。
プログレッシブマシン
プログレッシブ型は賞金額が増え続けていくものです。プレイヤーの賭け金の数パーセントが積み立てられていき、ジャックポットに当選した人が今まで積み立てた賞金をすべて獲得します。
ラスベガスで高額賞金のプログレッシブマシン「MEGABUCKS(メガバックス)」は、一攫千金のスロットマシンで、ジャックポットの賞金が1,000万ドル(約11億円)からスタートします。
この「MEGABUCKS(メガバックス)」の勝率は、約5,000万分の1。この勝率で当たる人が本当にいるの?とびっくりしますが、過去最高のジャックポット当選者は、2003年に約43億円当たったようです。日本人にも当選者は何人かいますが、公表されているのは約6,400万円だそうです。
オンラインカジノのスロットにもジャックポットはあります。2018年4月21日に日本人がアジア最大級の賞金1億7千万円を当てました。当たったカジノスロットはマイクロゲーミング社のスロット「MEGA MOOLAH」で、プレー開始からわずか40分、100円ベットで1億7千万円!たったの100円で!って驚きますよね。
フラットトップマシンの場合、払戻率は50%前後。ほとんどのプレイヤーは賭け金を回収され、当選金を手にするのはごくわずかです。
カジノのスロットに攻略法はない
スロットマシンのRNG(乱数発生器)は不規則で予測不可能です。そのため、100%勝てる攻略法や、必勝法といえるものはありません。カジノのスロットマシンは技術的な操作はできませんので、カジノ側でも設定できない仕組みになっています。
攻略方はありませんが、カジノのスロットを選ぶときのポイントがあります。カジノのスロットはマシンごとに特徴があります。
- フラットトップマシンとプログレッシブマシンのどちらにするか?
- スロットマシンとビデオスロットのどちらにするか?
それによって遊び方や軍資金が変わってきます。
フラットトップマシンとプログレッシブマシンで選ぶ
フラットトップマシンは賞金が決まっていますが、プログレッシブマシンは賞金額が増え続けていきます。高額賞金を狙うのであればプログレッシブマシンですが、先述の通り、当選確率は約5,000万分の1です。またプログレッシブマシンの方がミニマムベットが高くなります。軍資金に余裕をもってプログレッシブマシンで高額賞金を狙うか、フラットトップマシンで地道に遊ぶか、自分に合うタイプを選びましょう。
限られた資金の中で高額当選を狙うのであれば、フラットトップマシンで、最少金額のジャックポットのスロットでプレーする方法もあります。
まとめ:スロット攻略のデマに振り回されないようにしよう!
カジノのスロットに設定も攻略法もありませんが、ちまたではスロットの攻略法として、根拠がないうわさが流れています。たとえば、「スロットは一定のサイクルを繰り返す」と言うのは違います。スロットのプログラムはランダムで不規則に結果をだしていますので、過去の結果は全く関係ありません。
「スロットはコインよりスロットカードでプレーすると勝てる」と言うのも何の根拠もないデマです。他にもさまざまな攻略法、必勝法のデマがありますが、それを信じてプレーしていると負けが増えてしまう可能性がありますので注意しましょう。