ミャンマーのカジノは2018年に制定されたギャンブル法にそって2019年5月より合法的に運営されることになりました。ミャンマーの国境エリアでは違法カジノがたくさんありますが、地元の少数民族武装勢力が関係するカジノもあり、この地域の違法カジノが合法化されるかは未定のようです。ミャンマーのカジノすべてが合法化されたと勘違いして遊びに行かないよう注意しましょう。
目次
ミャンマーのカジノの特徴
ミャンマーは、東南アジアのインドシナ半島西部に位置する面積約 68万キロメートルの国です。ミャンマーの土地は南北に長い形で、北は中国、東はラオス、タイ、西はインド、バングラディシュの国境に接しています。
カジノ合法化は2019年5月から
ミャンマーのカジノは2018年に制定されたギャンブルに関する法律に従って、2019年5月より合法的に運営されることになりました。ただし、合法化されたばかりで、政府管理下のカジノはまだ少ないですが、ミャンマーの IR・カジノは以下の3箇所あります。
- レジーナエンターテイメントリゾート(Regina Hotel & Golf Club)
- アリュールリゾート(Allure Resort)
- アンダマンクラブ(Andaman Club)
国民は利用禁止 運営と雇用のみ許可
カジノの利用は観光外国人のみでミャンマー国民の利用は禁止されています。もし、ミャンマー国民が利用した場合はそのカジノは営業停止になります。
カジノに入場の際、パスポートなど身分証明書の提示が必要となりますので、忘れずに持っていきましょう。
ミャンマーにある3つのカジノ
レジーナエンターテイメントリゾート(Regina Hotel & Golf Club)
レジーナエンターテイメントリゾートは、ミャンマーとタイの国境沿いの街タチレクにあるホテルに併設されたカジノです。敷地内にあるレストランではメニューに日本食があります。ちょっと驚きですね。それだけ日本人の観光客が多いからでしょう。
カジノは24時間営業。スロットマシンは30台、ブラックジャックやルーレットなどのゲームテーブルは12台設置されています。2階にはVIPルームもあり落ち着いてプレーすることができます。通貨はタイバーツ。プレイヤーは大半がタイ人です。
ゲームの種類
- バカラ
- ブラックジャック
- スロットマシン
名称 | レジーナエンターテイメントリゾート(Regina Hotel & Golf Club) |
住所 | 7/239 Makarhokham Quarter, Tachileik, Eastern Shan State, Myanmar |
電話番号 | VIP Call Center 95-81-8857986 |
公式サイト | http://www.reginagolfresort.com |
アリュールリゾート(Allure Resort)
アリュールリゾートは、ミャンマーとタイの国境沿いの街タチレクの中心部にあるホテルに併設されているカジノです。施設内にはカジノの他、レストランやラウンジがあります。
カジノはスロットマシンが133台、バカラ、ブラックジャック、ルーレットなどのゲームテーブルが13台設置されています。通貨はタイバーツ。プレイヤーの大半はタイ人です。
ゲームの種類
- バカラ
- ブラックジャック
- ルーレット
- カリビアンスタッドポーカー
- 大小
- スロットマシン
名称 | リュールリゾート(Allure Resort) |
住所 | Baydar Street, Ponghtoon Quarter Tachilek, Shan Myanmar |
電話番号 | 95-66-1530-1114 |
公式サイト | http://www.allureresort.com |
アンダマンクラブ(Andaman Club)
アンダマンクラブは、ミャンマーのアンダマン海のタタイクン島にあるホテルに併設されたカジノです。アンダマンクラブは5つ星の高級リゾートホテルで1995年に設立されました。ゴルフ場が併設されておりますのでカジノだけでなくゴルフも楽しめるのが嬉しいですね。他に、プール、フィットネス、スパ、免税店などが完備されていますのでのんびりリゾートを満喫しましょう。
カジノは24時間営業で、25台のスロットマシン、バカラやブラックジャックが楽しめるゲームテーブルが24台設置されています。
ゲームの種類
- バカラ
- ブラックジャック
- ルーレット
- スロットマシン
名称 | アンダマンクラブ(Andaman Club) |
住所 | off Kawthoung, Thahtay Kyun Island, Myanmar |
電話番号 | 95-66-2-287-3031 |
公式サイト | http://www.andamanclub.com |
ミャンマーには違法カジノも多い
東南アジア諸国で、ミャンマーとタイの二カ国で政府公認のカジノはありませんでした(2019年4月時点)。2017年にミャンマーのホテル観光省から、外国人観光客を呼び込むためにカジノの運営許可を求める申請があり、ミャンマーの内務省は観光業の向上と税収の増加による経済効果を目的に、ギャンブル法を制定しました。
問題点としては違法カジノが多いことです。ミャンマーの首都ヤンゴンから離れた国境エリアではカジノを違法運営している地域も多く、地元の少数民族武装勢力とタイ側の資産家によって運営がなりたっています。
違法カジノ側としては、ミャンマー政府によるカジノの合法化を歓迎しており、税収を期待しているようですが、カジノの合法化が国境沿いのすべての地域に適用されるかはまだ未定のようです。
ミャンマー政府にとって、公然と違法カジノが増える現状に比べれば、公認した方が管理できるのでいいという意見もありますが、武装勢力によって支配されているカジノが政府の管理に従うかは保障できませんので、まだ未定…というのも分かりますね。
もし政府に許可を受けた場合でも、この地域のカジノの運営が法律に従ってきちっと整備されるまでは国境にあるカジノで遊ぶのは注意しましょう。日本人などカジノ事情を知らない観光客が犯罪に巻き込まれるケースが多いようです。
必ず合法化しているカジノへ行こう
ネット上でミャンマーの国境エリアの違法カジノを紹介しているサイトがありますが、紹介されているカジノが合法化されたかを確認してから行きましょう。日本人が犯罪に巻き込まれたケースがありますのでくれぐれも注意しましょう。