パーミングとは?カジノで行われるイカサマ行為の対策 | WIKICASI

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チップやカードを隠し持つイカサマ行為の一種である「パーミング」。マジシャンのごとく、カードを隠し持ったり、バレないようにこっそりと差し替えて役を完成させたりして、勝率を上げる不正行為です。カジノでは過去にパーミングも含め、いろんなチーティングの手法がありました。リスクがとても高く、例え勝てたとしてもバレたときには取り返しのつかないことになるでしょう。

パーミングとは?

パーミング(Palming)とは、カジノのゲームでチップやカードの一部を隠し持つイカサマ行為を指すカジノ用語です。パーミングはプレイヤー側・カジノ側、両方に使われる言葉です。また、不正行為の総称をチーティングと言います。

パーミングは「ブラックジャック」「ポーカー」「バカラ」などのカードを使うテーブルゲームで行われます。

強い手札になるような強いカードをあらかじめ隠し持っていたり、役が完成しそうなときに手札を差し替えることで勝率を上げるために行いますが、これらはリスクが高すぎるうえに、例え勝てたとしてもその行為がバレたときには取り返しのつかないことになってしまいます。

パーミングという行為をわかりやすく言うと、マジシャンが手のひらにあったはずのコインを、消したり出したりするあの技のことです。カジノのディーラーはそのような技は必要ないどころか、似たような動きすら一切しません。

なぜならば、パーミング対策として、チップに触ったら、必ず手のひらを上に向けて監視用カメラに見せる行為をするよう、ディーラーはカジノ側から言われているからです。この行為はカジノでは「アイ・イン・ザ・スカイに手のひらを広げて見せる」と表現されています。

アイ・イン・ザ・スカイとは?

カジノのセキュリティに関する用語で、カジノの天井に設置された「監視用カメラ」のことです。直訳すると「空にある目」。カジノの天井を「空」に見たて、そこにあるカジノ全体を見渡せるカメラを「目」としたことが語源です。

ゲームの映像を全て録画して、トラブル裁定時の証拠としたり、 プレイヤーだけでなく、ディーラーを含む従業員が行う不正を発見、または調査することを目的として導入されています。
ディーラーは、パーミングをしていないという証拠として、しっかりと映像に記録されるように、チップやカードを触った後に、必ず手のひらを上に向けてアピールします。

アイ・イン・ザ・スカイは、カジノの秩序を守る上で不可欠なものであり、安心してギャンブルができるのはアイ・イン・ザ・スカイのおかげと言えるでしょう。

カジノでのパーミング対策

カジノ側はパーミングなどのイカサマを監視するために最新のセキュリティで、いくつもの厳しい「目」によって監視しています。

ディーラーの目

各テーブルゲームはディーラーの手法によって進行されます。ディーラーは常にプレイヤーの動きを監視しており、「怪しい」と見なされた場合はすぐにハウスに報告されます。その後は、機械や裏側の人たちが総動員してマークされ、チーティングと判断された場合は、即ハウスから追放されます。

ピットボスの目

カジノには「ピットボス」と呼ばれるエリア責任者が、必ずついています。組織図でいうと、ピットボスはディーラーよりも上の立ち位置にいるのですが、ディーラーの目をダマせたとしてもその後ろから常に監視しているピットボスがいます。つまり、人間によって二重のセキュリティをしているのです。

Cチップとバーコードによる選別

テーブルゲームで使うカードにはインクでバーコードが印刷されています。これを1枚ずつ機械で読み取って、「使用済」か「未使用」なのかを判断していますので、カードの重複や不足があるとすぐに分かります。また、チップには1枚1枚ICチップが埋め込まれているため、こちらも不足すればすぐにわかられてしまいます。

カジノ側の監視以外にも、プレイヤーや観客の目もあります。カジノテーブルにはディーラーとさまざまなプレイヤーが座っています。また、他のお客さんから丸見えの状態です。そこでパーミングらしき行為を見つけたら、間違いなくハウスに通報されるでしょう。

これで「ディーラー」「ピットボス」「他のプレイヤー」による三重のセキュリティです。

パーミングを行うのはリスクしかない

パーミングを含むチーティングは他にもいろいろな種類・手法がありますが、それ以上にカジノのセキュリティは日々進歩しています。ディーラーであっても、プレイヤーであっても、カジノでパーミングを行うのはまず無理と思って間違いないでしょう。

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