カジノとは、多くの観光客が訪れる大都市などにあるエンターテイメント施設です。映像などで見るカジノは華やかで、スーツやドレスなどの印象を受けますが、実際カジノでのドレスコードとはどのようなものなのでしょうか?今回は初めてのカジノでも恥をかかないために、カジノでの服装や様々な国や地域でのマナーについて解説していきます。
目次
ドレスコードとは?
ドレスコードと聞くと、「ドレス」という文字から冠婚葬祭のようなかしこまったイメージを思い浮かべる方もいるかと思いますが、日本語では服装規定という意味で、その場所に見合った服装をしなければいけないと言うことです。
カジノは観光客や富裕層、著名人など様々な人が集う場所なので、単にギャンブルを楽しむだけでなく、社交場としての役割も担っています。多くのカジノでは煌びやかな内装にこだわり、華やかなイメージになるよう空間を演出しています。
ドレスコードは施設側が設けている決まりのため、ドレスコードに合わない服装の場合は入場を拒否されたり、セキュリティに追い出されてしまったりすることもあるので十分に注意しましょう。
ドレスコードの種類と特徴
引用元:http://www.cateringonthemove.com.au/guide-to-dress-codes/
カジュアル(Casual)
- 男性:襟なしTシャツ、長ズボン、スニーカー
- 女性:ワンピース、低めのヒール・おしゃれなサンダル
スマートカジュアル(Smart casual)
- 男性:襟付きシャツ、長ズボン、革靴
- 女性:ミニドレス・ワンピース、ヒール
ビジネスカジュアル(Business casual)
- 男性:襟付きシャツ、ネクタイ、ジャケット、チノパン・スラックス、革靴
- 女性:襟付きシャツ、ジャケット、パンツ・タイトスカート
ビジネスフォーマル(Business formal)
- 男性:ジャケット、ネクタイ、タキシード、ブラックスーツ
- 女性:ロングドレス、クラッチバッグ
フェスティブアタイア(Festive attire)
- 男性:黒のスーツ+クリスマスやフェスティバル要素を加えた服装
- 女性:カクテルドレスにヒール+上記同様な要素
セミフォーマル(Semi formal)
- 男性:ディレクターズスーツ・ブラックスーツ、ネクタイ
- 女性:テーラードスーツ、ツーピース、ロングドレス
ブラックタイオプショナル(Black tie optional)
- 男性:黒タキシード、フォーマルスーツ
- 女性:スリットの入ったロングドレス
クリエイティブブラックタイ(Creative black tie)
男性・女性:ブラックタイを基本とした軽めの服装
ブラックタイ(Black tie)
- 男性:黒の蝶ネクタイ、タキシード
- 女性:イブニングドレス
ホワイトタイ(White tie)
- 男性:燕尾服、白の蝶ネクタイ、白ベスト
- 女性:イブニングドレス(ローブデコルテ)
男性のドレスコード
引用元:http://www.cateringonthemove.com.au/guide-to-dress-codes/
男性のドレスコードでは似たようなものが多く、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。最低限これだけ押さえておけば問題ない3つドレスコードを詳しくまとめたので、見ていきましょう。
カジュアル(Casual)
一般的にカジュアルというと、Tシャツやデニムなどのラフな格好をイメージしがちですが、ドレスコードでのカジュアルでは柄のない襟付きのシャツやチノパンなど、露出度を控えたシンプルな格好のことを指します。
ビジネスカジュアル(Business casual)
明確な線引きが難しいビジネスカジュアルですが、基本的にはジャケットを着用し、スーツスタイルに寄せた格好と言えます。ネクタイの有無は問われませんが、ニットタイや蝶ネクタイなど、服装に合ったコーディネートをするとなお良いでしょう。
ブラックタイ(Black tie)
欧米で最上位のドレスコードとされ、あまり聞きなれない方も多いと思います。最近ではブラックタイ着用のドレスコードは少なくなってきましたが、こちらはタキシードのことを指し、黒で統一するのが無難でしょう。タキシードではサスペンダー、蝶ネクタイを着用するので、予め注意が必要です。
女性のドレスコード
引用元:http://www.cateringonthemove.com.au/guide-to-dress-codes/
女性のドレスコードは男性と比べると自由度が高いため、おしゃれを楽しむ女性が多いです。ですが、どこまで自由にコーディネートしていいのか判断が難しいところがありますので、詳しく見ていきましょう。
カジュアル(Casual)
シーンによってカジュアルの定義が曖昧な部分がありますが、ワンピースにヒールを合わせるだけでも十分問題ありません。特に気を使う必要はないので、季節に合った服装などでおしゃれを楽しみましょう。
スマートカジュアル(Smart casual)
スマートカジュアルとは、フォーマルになり過ぎずカジュアル過ぎない格好を指します。こちらも判断が難しいところですが、カジュアルな格好にジャケットを合わせるだけで問題ありません。クラッチバックなどを合わせると上品さがプラスされてなお良いでしょう。
ブラックタイ(Black tie)
女性の場合ブラックタイの明確な定義はないですが、主にドレスのことを指します。派手なドレスを着用している人もいれば、フォーマルに黒一色のドレスを着ている人もいるので、ドレスであれば問題ありません。
地域別のドレスコード
一口にドレスコードと言っても、それぞれの地域で異なる場合がほとんどで、事前に調べておかないとせっかくの楽しいカジノが台無しになってしまいます。
地域別でカジノのドレスコードをまとめたので、確認しておきましょう。
アジア(マカオ・韓国・シンンガポール・ベトナム)
男性
カジュアルな服装でも問題ありません。ただし、ビーチサンダルやショートパンツ、タンクトップなどのラフすぎる服装は避けましょう。
女性
ワンピースに低めのヒールといった服装で問題ありません。もしヒールでなくてもおしゃれなサンダルであれば問題はありません。例えるとホテルのレストランに行くような装いで入場できます。ただし男性同様Tシャツにショートパンツといったラフな服装は避けましょう。
オセアニア(オーストラリア・ニュージーランド)
男性
スマートカジュアルな服装で問題ありません。襟付きのシャツと長ズボンであれば、ノーネクタイでも可能です。
女性
ミニドレスやワンピースにヒールを合わせ、クラッチバッグを持っていれば問題ありません。
ショートパンツやビーチサンダルは避けましょう。
北アメリカ(ラスベガス・ニューヨーク)
男性
カジュアルな服装で問題ありません。
女性
襟のあるトップスにロングパンツとパンプスなどのカジュアルな服装で問題ありません。
南アメリカ(ペルー・コスタリカ・ベネズエラ・アルゼンチン)
男性・女性
スマートカジュアルな服装であれば問題ありません。
ヨーロッパ(イギリス・フランス・スペイン・ドイツ)
男性
ドレスコードが厳しいためジャケットとネクタイが必須でフォーマルな服装が必要です。更に高貴なカジノではディレクターズスーツやタキシードが必要と言われていますが、一般的なスーツを着用していれば問題ありません。
女性
男性にフォーマルな服装が求められているため、自ずと女性もロングドレスにクラッチバックのような服装で、更にサロンで髪形を整えていればとてもスマートです。
アフリカ(エジプト・南アフリカ・ケニア・ナイジェリア)
男性・女性
スマートカジュアルな服装であれば問題ありません。
ドレスコードNGアイテム
ドレスコードの服装について詳しく見ていきましたが、反対に着用してはいけないアイテムとは何があるのでしょうか。
NGアイテム
カジノは室内でギャンブルを楽しむ場所ですので、いかなる理由があっても下記のアイテムはNGとなります。
- サングラス
- マスク
- 帽子
おしゃれを楽しみたい方からしたら不満に思うかもしれませんが、ドレスコードが設定されているカジノでは、周囲の人との協調性を乱すためNGとなってしまいます。
カジノ施設でのマナーも知っておこう
続いてはカジノでのマナーについてご紹介します。細かいところではありますが、恥をかかないためにも確認していきましょう。
カジノへの大きな荷物は持ち込まない
大きなカバンや荷物はカードのすり替えなどを疑われるため、クロークやフロントに預け貴重品のみを持ち込むようにしましょう。
写真撮影禁止
カジノではすべてのフロアで写真撮影を禁止にしています。思い出に写真や動画を撮りたい気持ちは分かりますが、厳重に処罰をされてしまう可能性もあるので、気をつけましょう。
恥をかかないためにもドレスコードに気を付けて
今回は、カジノで恥をかかないためのドレスコードやマナーについてご紹介しました。当日になって気づいても準備ができない場合もありますので、事前に行くカジノの情報はチェックしておく必要があります。恥をかかないためにも、ルールやマナーを守ってカジノを楽しみましょう。