ブラックジャックのインシュランスは要注意!保険のはずが損をする? | WIKICASI

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カジノのブラックジャックをしている時、「保険」という意味のインシュランス(Insurance:インシュアランスとも発音します)が、たまに出てきます。ペイアウト率(還元率)が悪いとあまり評判の良くないインシュランスですが、実際はどうなのか、損か得かを検証していきます。先ずはブラックジャックをおさらいしてから、インシュランスの必要性を考えてみましょう。

インシュランスとは?

インシュランス(Insurance)とは「保険」のことです。カジノのブラックジャック(BlackJack)でディーラーの表向きのカード(アップカード)が「A」の時に、ディーラー側にブラックジャックの可能性がありますよね。この時、ブラックジャックの手になっていないプレイヤーに、インシュランスが提案されます。

それにより、プレイヤーはオリジナル・ベット(開始時に置いた最初の賭け金)以外に、その賭け金の半額を出すことで保険金を賭けることができるのです。

ディーラーにブラックジャックが完成した場合に限り、オリジナル・ベットはディーラーに没収されますが、保険金に対してカジノから2倍の配当がつきます。それ以外の時は保険金のみカジノに没収されますが、オリジナル・ベットはそのまま残り、ゲームは続行されます。

つまり、ディーラーのアップカードが「A」の時、ディーラーのブラックジャックに備えて保険をかけることができる。そのことをインシュランス(Insurance)と言うのです。

インシュランスを使うブラックジャックとは?

まずはインシュランスを理解するために、ブラックジャックのやり方とルールを知る必要がありますのでご紹介したいと思います。

カジノゲームの1つとして有名なブラックジャックは、カジノゲームの中でも、最もペイアウト率(還元率)が高く稼ぎやすいゲームと言われています。

ブラックジャックではジョーカーを除いた52枚のカードを使用します。そして配られたカードの合計点数を21点、もしくは21点により近づけた方が勝ちとなるゲームです。勝負をするのはディーラーとプレイヤーで、ディーラーよりも21に近づければプレイヤーであるあなたの勝利となります。

ブラックジャックは52枚で1セットのカードを使用しますが、オンラインカジノでは2セットから5セットを使用する「マルチハンド」と呼ばれるタイプもあります。

合計点数を21点に近づける為の数え方は特殊なのですが、つぎの3つを頭にいれておくだけの簡単なルールです。

数の数え方

  • 10を含む絵札カード「10」「J」「Q」「K」は全て「10」として数えます。
  • A(エース)を除く、その他のカード「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」はそのままの数字通りの数え方です。
  • A(エース)は「1」としても「11」としても数えられるので、自分の有利になるようにカウントすることができます。

インシュランスのやりかた

さて、ここで改めてインシュランスをとは何かをおさらいしてみましょう。

ディーラー側に配られたアップカード1枚目、表向きカードが「A」だった場合、ディーラーがブラックジャックになるのかどうかを考え、最初の賭け金の半額で賭けをすることができます。これをインシュランス(保険)と言います。別の言い方をすると、最初に賭けたチップの半額を追加することにより、インシュランスをかけることができるということです。

インシュランスが的中した場合、インシュランスに賭けた2倍の配当を獲得することができます。インシュランスをかけていれば、ディーラーがブラックジャックなら最初の賭け金をとられますが、インシュランスベットが2対1で支払われるので、損得無しとなります。

なお、ディーラーがブラックジャックでない場合には、インシュランスの賭け金は没収されますが、そのままゲームは続行します。

インシュランスをはずして勝負にも負けた場合、両方の賭け金が没収されるため、こちらは大きな痛手を背負うことになります。

ちなみにリアルカジノでは、ディーラーのアップカードにエースが出るたびに「賭けるかどうか」をたずねられます。インシュランスに賭ける場合は、最初の賭け金の半分のチップをレイアウトの「Insurance」と書かれたところに置くことで、賭け成立になります。

インシュランスは損か得か?検証

最初に10ドル賭けて、インシュランスをするとした場合に、半分の5ドルがインシュランスの賭け金として必要になります。賭け金10ドル+インシュランス5ドルでゲームをしたと仮定して具体例をご紹介いたします。

インシュランスが的中して相手に負けた場合

相手がブラックジャックだった場合は、インシュランスは的中したわけなので、2倍の配当を得られます。この場合、5ドル分インシュランスにベットしているので、10ドルの配当をもらえることになります。実際のお金は、5ドル払って15ドル戻ってくる流れになります。そのいっぽうで本線のカードでは、相手がブラックジャックでない場合、ディーラーの勝ちになりますから、賭け金の10ドルは没収されます。

本戦では負けたので「-10ドル」ですが、サイドベットのインシュランスは的中したので「+10ドル」、結局はプラスマイナスゼロになります。このパターンの時は、インシュランスを賭けておくと、本戦の負けをカバーし、±0の損得なしの状態に持っていけるというメリットがあります。

インシュランスははずれたが、本線で相手に勝った場合

ディーラーの2枚目のカードが「10」の数字でなかった場合、ブラックジャックにはならないので、インシュランスの賭けに負けたことになります。この時点で、インシュランスのかけ金である5ドルは没収されます。これとは別に、本戦のカードの勝負は続行しています。本戦のほうでディーラーに勝てば、賭けた10ドルと同じ額の配当を得られます。
この場合、インシュランスの賭けで5ドル損しているので、合計で5ドルの勝ちとなります。

インシュランスがはずれた上、相手にも負けた場合

もっとも損するパターンがこちらです。インシュランスで5ドル没収され、本戦でも10ドルを没収されます。合計で15ドルの負けとなります。

インシュランスは、実は自分の手札とは関係のないサイドベット、いわゆる全く別のゲームをそこで始めるかどうかを選択する賭けです。 そして、その賭けは確率的にプレーヤーに不利な条件になっているからやめたほうがいい、とも言われています。

同様に、自分の手がブラックジャックのときのイーブンマネーも不利な選択となります。インシュランスと似ているイーブンマネーも最初の賭け金の半額で、ディーラーがブラックジャックになるかどうかに対して賭けることができます。

イーブンマネーを使うとディーラーが「21」だった場合に、保険金の2倍の金額を受け取ることができます。また、「21」でない場合でも保険金の2倍の金額を受け取ることができるので、イーブンマネーを使うと結果、元の賭け金と同額のプラスが確定することになります。

インシュランスはするべきか?

結論をいうと、インシュランスは避けたほうがよさそうです。収支がプラスになっているのは本戦で勝っているものだけでした。名前がそもそも「保険」のという意味のインシュランスです。しかもこの保険は、どかんと入ってくる死亡保険のようなものとは根本的に違うので、あくまでも損の補てんにすぎないのです。

相手がブラックジャックになる確率は約30%。ということは単純に考えてみてもインシュランスは70%外れることになります。その70%負けるゲームにベットしますか?ということになりますよね。それなら、ほぼ50%の確率の本戦に集中した方が得策ではないでしょうか。

ただし、ベットが大きくなるVIPルームの時、特に思い切って大きな勝負に出たときなど、時と場合によって、この選択はありなのかもしれませんね。

繰り返しますが、それでもインシュランスは、基本的には選ばないでおきましょう。

最後に

最後に、今回ご紹介した文章で出てくる専門用語やその他ブラックジャックに関わる用語をご紹介したいと思います。これからブラックジャックをする人は参考にしてくださいね。

  • ブラックジャック(Black Jack)
    カードの合計点数が21点を超えない範囲で、カジノディーラーよりも21点に近ければ勝ちとなるゲーム。また、”A”と ”10点札”の組合せをブラックジャック(役)と呼ぶ。
  • ベット(Bet)
    チップを賭けること。
  • ディール(Deal)
    カードを配る。ベットしたあとにディールすればゲームのスタートです。
  • バスト(Bust)
    合計点数が21点を超えて失格になること。
  • プッシュ(Push)
    引き分けのこと。プレイヤーとディーラーが同じ点数に時に引き分け。
  • イーブンマネー(Even money)
    勝つと賭け金と同額が配当としてカジノから得られる賭けの総称。
  • ヒット(Hit)
    カードをもう1枚引くこと。
  • スタンド(Stand)
    これ以上カードを引かない。スタンディングまたは、ステイともいう。
  • スプリット(Split)
    初めに配られたカードが同数位のペアの時、最初の賭け金と同額を新たに賭けることで、カードを二手に分け、それぞれ独立した勝負を行えること。
  • ダブルダウン(Double down)
    最初に配られた2枚のカードから、あと一枚だけ引くことを条件に、賭け金を最大2倍にまで増やせるルール。
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